研究課題/領域番号 |
22K21094
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
末吉 巧弥 帝京大学, 付置研究所, 助教 (00957847)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メタバース / ロボット手術 / XR / 空間的追体験 |
研究開始時の研究の概要 |
ロボット手術運用の効率化における、外科医、看護師、臨床工学技士など医療スタッフの暗黙知を形式知化し、安全で正確、効率的なロボット習熟システムを確立させる。 そのために、XR・メタバース技術を活用し、実臨床の患者の3D医用画像情報と外科医の手術手技と看護師・臨床工学技士の機器操作を3Dスキャンし、3Dデータとアバター(分身)にてメタバース空間で再現する。遠隔から複数人同時に学習、追体験、評価ができるメタバース(超次元空間)システムを開発する。 以上により、ロボット手術の手技習熟、機器設営、チーム連携を効率化し、安全で正確なロボット手術運用の普及を目指す。
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研究実績の概要 |
安全で正確なロボット手術の普及を目的に、手術環境の効率性、快適性、運営を効率化し、暗黙知を形式知化し、ロボット手術運用の複雑なシステムを定義化、共有する技術開発として、XR技術とメタバース空間で手技の空間動作を追体験できるシステムを開発した。医療技術教育に有用か、外科医、看護師1名でトライアルを施行し、システムの有用性を確認した。その一部の成果を、国際学会(世界内視鏡外科学会2022)、国内学会(ITヘルスケア学会、日本コンピュータ外科学会、日本内視鏡外科学会)、学術誌にて発表した。 当初の予定であった遠隔から複数人同時に学習、追体験、評価ができるメタバース(超次元空間)機能は、コロナ禍の影響により病院内での検証ができず、次年度へ継続して行うこととした。また、来年度では病院内でメタバース空間による接続を検証し、医師、看護師、臨床工学技士にトレーニングを受けてもらい、その結果を評価する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
安全で正確なロボット手術の普及を目的に、ロボット手術運用の複雑なシステムを定義化し共有する技術開発として、XR技術とメタバース空間で手技の空間動作を追体験できるシステムを開発した。医療技術教育に有用か、外科医、看護師1名でトライアルを施行し、システムの有用性を確認した。 当初の予定であった遠隔から複数人同時に学習、追体験、評価ができるメタバース(超次元空間)機能は、コロナ禍の影響により病院内での検証ができず、次年度へ継続して行うこととした。
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今後の研究の推進方策 |
病院内でメタバース空間による接続を検証し、医師、看護師、臨床工学技士にトレーニングを受けてもらい、その結果を評価し、論文、学会発表にて報告する予定である。また、時間的余裕があればシステムの改良及び再評価を行う。
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