研究課題/領域番号 |
22K21166
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
森 渚 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 室長 (60780129)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食品の生物多様性 / プラネタリーヘルス / SDGs / 栄養疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
持続可能な開発目標(SDGs)達成のために人々と地球の健康双方からの持続可能なアプローチが求められており、我が国における環境と健康両方に配慮した食環境づくりを提案するためのエビデンスの構築が必要である。そこで本研究は、プラネタリーヘルスの観点から、食品の生物多様性を測る指標として先行研究で用いられたdietary species richness(DSR)を曝露とし、全死亡および疾患別死亡との関連を検討する。また、多角的な検討として、国民・健康栄養調査のデータを用い、食品の生物多様性の分布に加え、温室効果ガス排出量の寄与が高い食品についての検討を行う。
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研究実績の概要 |
今年度は、所属先の移転に伴い、研究が実施できる環境を整えるまでに予定していた以上に時間を要した。 JPHCデータ使用のための倫理申請を行い、承認後、多目的コホート研究(JPHC研究)の妥当性研究の食事記録および食物摂取頻度調査法のデータを用い、栄養価計算時に付与された食品番号に生物学名を付与する作業を事務局がある国立がん研究センターにて行った。 雇用予定であった研究補助員については、移転の関係上、雇用契約を結ぶことが困難であったことから、研究代表者本人が上記の作業を行った。 また、国民健康・栄養調査の二次利用申請の手続きを進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属先の移転に伴い、研究が実施できる環境を整えるまでに予定していた以上の時間を要したため。 また、実際に食品の生物多様性と全死亡リスクとの関連の検討を行う前に、詳細な食事記録データがあるJPHC妥当性研究のデータを用い、食品の生物多様性を測る指標である、dietary species richness(DSR)の妥当性をあらかじめ確認する必要が出てきたため。以上の理由から全体の研究計画がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
JPHC妥当性研究のデータを用い、食品の生物多様性の妥当性を確認し、その後全死亡リスクとの関連を検討する。 また、国民健康・栄養調査のデータ利用申請が下り次第、データの集計および解析作業に取り掛かる予定である。
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