研究課題/領域番号 |
22K21176
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
前山 彩 宮崎大学, 医学部, 助教 (80962414)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 保育器 / アセスメント / 視野 / 臨床推論 / 思考過程 |
研究開始時の研究の概要 |
現時点で、保育器の至適な高さの設定基準は存在していない。 本研究では、看護師の保育器内の児へのケア中の姿勢、保育器と身体各部位との距離、ケア中の視野を計測して分析する。そして看護師が設定する保育器の高さの設定根拠を、身体的側面と看護師の思考の側面から明らかにする。 保育器内の状況を把握し、児のサインを見逃さずにケアを提供できる至適な保育器の高さを検討することで、保育器内の児への安全・安楽な看護の提供を目的とする。
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研究成果の概要 |
保育器の高さの設定の要因として、頸部の前屈角度、保育器と被験者までの距離、被験者の足幅が考えられる。さらに、看護師の思考過程、保育器内の捉えている視界、視線軌跡も要因として予測された。 今回は要因を明らかにできなかったが、今後、視線軌跡と動作を同時に可視化できるツールを使い、医療安全とケアの質が担保される至適な保育器の高さを明らかにしたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現時点では、保育器の至適な高さ設定基準は存在していないが、保育器の高さの上面を自身の肩より高く設定するものと肩より低く設定するものがいた。頸部の前屈角度、保育器と被験者までの距離、被験者の足幅、看護師の思考過程、保育器内の捉えている視界、視線軌跡が高さ設定の要因として予測された。継続して要因を明らかにすることで、医療安全、保育器内のケアの質の向上の一助となる。
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