研究課題/領域番号 |
22K21183
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
顔 燕 順天堂大学, 医学部, 助教 (60962537)
|
研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | Breast cancer survivors / Chinese cancer survivors / Unemployment / Work status / Psycho-oncology / Depression / がん患者 / 中国 / 就労 / がんサバイバーシップ |
研究開始時の研究の概要 |
中国はがん患者数が年々増加する傾向にある。一方、がん対策は「治療」に集中し、社会的・心理的なサポート領域における対策が依然不十分である。本研究では中国のがん患者の就労問題の研究が欠落していることに着目し、中国においてがんと診断されてから1年後、3年後の就業率及び「未就業」の関連要因を明らかにすることを目的に、大規模なアンケート調査を実施する。本研究の成果を国内外に適切に発信することにより、がんと就労の課題解決に関する日中双方向の波及効果が期待できる。
|
研究実績の概要 |
2023年度6月から11月まで、中国の北京大学医学部附属腫瘍医院を中心に、合計446名の乳がん患者に対して対面のアンケート調査を行った。データの収集や集計が終了し、下記の通り2本の論文を執筆する予定。 ① 中国人乳がん患者の就労の現状について ② 中国人乳がん患者の就労と社会心理的状況の関連性について 上記2本の論文を今年度8月までに完成し、国際的医学ジャーナルへの掲載を目指しているところである。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年の年末までに中国においては厳しい「ゼロコロナ」政策が取られ、中国への渡航が制限されていた。コロナ対策が緩和された後に爆発的に起きたコロナ感染が中国の医療システムの逼迫を招いたため、提携先の中国の医療機関との研究の打ち合わせが、しばらく実現できなかった。2023年春にようやくアンケート調査の準備を経て、半年をかけて北京の複数の病院で乳がん生存者を対象に就労状況等について対面で調査した。 中国のコロナ対策及び感染状況によって、本研究がやや遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
今後本研究で収集したデータを解析し、下記の通り2本の論文を執筆する予定。 ① 中国人乳がん患者の就労の現状について ② 中国人乳がん患者の就労と社会心理的な状況の関連性について 上記2本の論文を今年度8月までに完成し、国際的医学ジャーナルへの掲載を目指す。
|