研究課題/領域番号 |
22K21184
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
原田 智世 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60962719)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | テレナーシング / 遠隔看護 / 肺がん / ランダム化比較試験 / 混合研究法 |
研究開始時の研究の概要 |
SARS-CoV-2による世界的パンデミックを機に、遠隔医療への注目度が高まっているが、テレナーシングの有効性のエビデンスは乏しい。在宅ケアの質向上を目指し、科学的根拠に基づくテレナーシングの有効性、および療養生活との関連を提示することが必要である。 本研究は、ICTを用いて在宅療養者を支援するテレナーシングを肺がん療養者へ介入し、対面診療・ケアのみと比較する混合研究法を用いたランダム化比較試験を行う。目的は、肺がん療養者へのテレナーシングの有効性と対象者の療養生活の経験との関連を検証することである。計40名の研究参加者を募集し、予定外受診やQuality of life等の有効性を評価する。
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研究実績の概要 |
本研究は、ICT(Information and Communication Technology)を用いて在宅療養者を支援するテレナーシングを肺がん療養者へ介入し、対面診療・ケアと比較して、予定外受診やQuality of life等の有効性を評価すると共に、肺がん療養者の療養生活の経験を理解し、科学的根拠に基づく検証結果と深い洞察を導き出す。研究目的は、肺がん療養者への遠隔モニタリングを用いたテレナーシングのヘルスアウトカムへの有効性と療養生活の経験との関連を検証することである。 テレナーシングは遠隔医療の一部に位置付けられ、今なお発展途上にある。今後さらなる発展が期待されているものの、肺がん療養者に対するテレナーシングのエビデンスは限られている。したがって、肺がん療養者へのテレナーシングの有効性に関して科学的根拠に基づく結果を導き出すことで、テレナーシングの普及を後押しする成果が期待される。 2023年度は、倫理審査、研究協力依頼機関への依頼、調整を実施し、研究目的、方法、計画の概要について研究協力依頼機関の承諾後に研究計画を進めた。また、リクルート、テレナーシング機材、周辺機器等の手配・セッティング、研究協力者およびテレナーシングシステム業者と随時打ち合わせを行い、テレナーシング介入準備を進めた。リクルートでは、研究協力依頼施設におけるポスター掲示、カルテレビューに基づく候補者選定、スクリーニングを進め、リクルートの推進を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
アウトカム評価法等の再検討により当初の計画よりもリクルート開始がやや遅れたが、リクルート開始後、順調に対象者登録を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きリクルート・対象者登録を進め、データ収集を行う。順次分析を進め、テレナーシングの有効性検証と療養者の経験に関する質的結果を導出する。
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