研究課題/領域番号 |
22K21194
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
三宅 遥 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 臨床研究センター, 疫学・予防研究部 研究員 (80960806)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本食スコア / 食事パターン / 食事の質 / 職域研究 / 日本食 / 生活習慣病 / 勤労者 / 食事パターンスコア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、J-ECOH研究に2018年~2020年に参加した5つの企業の男女労働者約1万3千人を対象に実施した簡易食品摂取調査データを使用し、従来の日本食スコアの弱点を補完した「健康日本食スコア」の開発を行う。さらに、別途収集した健康診断データを突合し、様々な生活習慣病アウトカムとの関連を明らかにする。
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研究実績の概要 |
1.大規模職域コホート研究(J-ECOHスタディ)に2018年~2020年に参加した5つの企業のデータに基づき『伝統的日本食スコア(白米、みそ汁、大豆製品、調理野菜、きのこ類、海藻類、魚介類、食塩を多く含む食品、緑茶』及び『改良型日本食スコア(白米を玄米に置き換え、食塩を多く含む食品はスコアを逆転し、乳製品と果物、生野菜を追加)』を開発し、スコアの開発論文を投稿した。カットオフは概ね集団の摂取頻度の中央値とした。 2.開発したスコアと高血圧症との関連について、職域研究に参加した従業員約12000人を対象に解析を行い論文を執筆を終えた。現在投稿準備中である。食事スコアは四分位で分け、ポアソン回帰分析により高血圧症の有病率(PR)を算出した。伝統的日本食スコアでは関連がみられなかったが、改良型日本食スコアではスコアの遵守度が高いほど高血圧症の有病率の低さと統計学的に有意に関連していた。 3.開発したスコアと抑うつ症状の関連について解析を行いボストンの国際学会にて学会発表を行った。両スコアにおいてスコアの高さと抑うつ症状の有病率の低さが統計学的に有意に関連していた。論文については現在執筆中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
スコアの開発論文については投稿済みである。開発スコアと高血圧症との関連をみた論文についても、現在執筆を終え投稿準備に入っている。その他健康アウトカム(抑うつ症状)についても統計解析はすでに完了しており現在執筆中である。
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今後の研究の推進方策 |
現在執筆中の論文の投稿を行う予定である。
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