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食事エネルギー密度を活用した新たな糖尿病栄養指導法の創出

研究課題

研究課題/領域番号 22K21202
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

武田 安永  新潟大学, 医歯学総合病院, 技術職員 (80967026)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード食事エネルギー密度 / 2型糖尿病 / 栄養指導 / エネルギー密度 / 2型糖尿病 / 栄養摂取量
研究開始時の研究の概要

食事療法は糖尿病の予防・治療の根幹を成すが、食生活は患者毎に極めて多様なため、栄養指導の際には個別の食事内容評価が必須である。食事全体の質を評価する指標として「エネルギー密度(Energy density; ED)」は、糖尿病患者の食事療法にも応用できる可能性がある。日本全国の2型糖尿病患を対象とし、標準化された食事質問票を用いて食事栄養摂取状況の実態調査を実施し、各種臨床代謝指標とEDとの横断ならびに縦断的関連を解明する。さらに従来の栄養指導と、これにEDを加え新たに開発した栄養指導方法との臨床介入研究を行って指標改善度を比較し、糖尿病診療におけるEDを用いた栄養指導の有用性を明らかにする。

研究実績の概要

食事療法は糖尿病の予防治療の根幹を成すが、食生活は患者毎に極めて多様であるため、栄養指導においては個人別の食事内容評価が必須である。食事全体の質を評価する指標として世界的に注目されている「食事エネルギー密度(Energy density; ED)」は、一般住民において、エネルギー摂取量を食品重量で除したEDという指標が、肥満や生活習慣病発症リスクなどと関連があることが報告されている。糖尿病患者におけるEDの意義については、本邦に限らず世界でもほとんど報告されていない。したがって、糖尿病患者におけるEDの意義や臨床代謝指標との関連を明らかにすることができれば、糖尿病患者の新しい食事の指標として栄養指導の現場で活用することができる。
北海道から沖縄まで日本全国の糖尿病専門医を受診中の2型糖尿病患者を対象に標準化された質問紙(食物摂取頻度調査票; FFQg、国際標準化身体活動質問票;IPAQ)を用いてアンケート調査を約2,900人の対象者に実施した。さらに、当該患者の食事・栄養データだけでなく、身体測定値、検査データ、合併症データ、薬剤処方データなどの複数のデータを突合し、データベースも作成済みである。今年度は、得られたデータベースを用いて、横断的にEDと血糖、脂質代謝の臨床代謝指標との関連を検討したが有効な結果は得られなかった。今後は、患者属性による層別解析を行い、より詳細に各指標の関連の検討していく。
今後は、これらの結果をまとめ、学会発表及び論文執筆の準備を進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2,899人の2型糖尿病患者に対して、アンケート調査を実施し、データベースを作成した。EDと臨床代謝指標の関連を調査する解析はしているが、本研究における有効な結果が得られておらず、研究実施はやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後も引き続きデータベースを用いた解析を行い、EDと肥満以外の臨床代謝指標の関連を調査する。今後は患者属性による層別解析を行い、より詳細に各指標の関連の検討していく。得られた結果は学会発表、国際誌への論文投稿を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-09-01   更新日: 2024-12-25  

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