研究課題/領域番号 |
22K21204
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
石山 詩織 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (30964811)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MEMマウス / DOHaD / サイトカインストーム / 糖尿病-感染症 / 胚環境操作モデル |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病患者はCOVID-19に罹患すると、炎症性サイトカインの過剰分泌(サイトカインストーム)を介して肝臓・腎臓などの臓器が障害を受け、病態が悪化することが報告されているが、その詳細なメカニズムや予防・治療についての研究は進んでいない。申請者は、栄養不良MEM培地で胚発生初期に体外培養されたマウスは、生後の高脂肪食投与により2型糖尿病を発症して炎症性サイトカインの分泌が高いことを示すとともに、炎症性合併症(腎症、脂肪肝炎)を呈することを示してきた。本研究では、この新規糖尿病MEMマウスを用いて糖尿病-感染症サイトカインストーム機構を明らかにするものである。
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研究成果の概要 |
胚環境・栄養環境操作による糖尿病自然発症MEMマウスへ炎症惹起物質LPSを低濃度で投与すると、投与後48時間以内の死亡率が約30%上昇すること、血中IL1BやMCP1などの炎症性サイトカイン発現の遺伝子発現増大が確認され、サイトカインストーム動物モデルであることを確認した。EPAを前投与された後に低濃度LPSを投与されたMEMマウスでは、LPS投与後48時間の死亡率は0であり、下痢などの症状は48時間後で回復していることが観察された。さらに、炎症性サイトカインの遺伝子発現が、末梢血や肝臓においてs100a10、肝臓では、l1b, Il18がEPA非投与群と比較して減弱したことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、胚環境・栄養環境操作による糖尿病自然発症モデルMEMマウスへ炎症惹起物質LPSを低濃度で投与することで、サイトカインストームを発症する動物モデルになることを確認した。さらに、このモデル動物に予め魚油であるエイコサペンタエン酸(EPA)を投与した後にLPSを投与すると、血中だけでなく肝臓においても炎症性サイトカイン発現が低減することが明らかになったことから、魚油EPAの感染刺激前の予防的な摂取は、血中および肝臓におけるサイトカインストームを抑制する可能性が示唆された。
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