研究課題/領域番号 |
22K21222
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
坂上 友介 立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構(BKC), 助教 (80772368)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 脳活動 / イメージング / 脳波 / 信号源位置 / 日常生活 / 信号源 / 鳳-テブナンの定理 / ウェアラブルシステム / 脳波計測 / 高速スイッチング / 同時計測 / 心 |
研究開始時の研究の概要 |
コロナ禍や社会システムのDX化によって、個人を取り巻く社会環境が急速に変化しており、これまで以上に「心の健康」が注目されている。心拍数を利用したストレス評価等が試みられているが、「心の健康」に必要となる心の状態の客観的な評価方法は確立されていない。心の状態とは、脳の活動状態であることから、日常生活下で脳のどの部分が活動しているかを計測することで、心の状態を客観的に評価できると考えられる。脳の活動位置の計測方法は複数存在するが、いずれの方法も日常生活下への適用は困難である。 本研究では、脳の活動位置から心の状態を計測することを最終目標に、日常生活下に適用可能な脳活動位置の計測方法を開発する。
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研究成果の概要 |
心の状態は心身の健康状態に大きく影響するため、日常的に計測・評価することが重要であるが、客観的な評価方法は確立されていない。本研究では心の状態は脳の活動状態であることに着目し、心の状態計測を最終目標に日常生活下で取得した脳波を用いた脳活動位置(脳信号源位置)計測システムを開発した。このシステムは、代表者が本研究に先立って開発した分圧抵抗スイッチング電極による生体内電気信号の信号源位置推定技術を用いた。以前の方法では心の状態のように時々刻々と変化する脳活動の脳信号源位置を計測することは困難であった。本研究ではこの問題を解決した新しい計測回路を実現し、日常生活下に適用可能な計測システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した計測システムを用いることで、客観的な評価方法が確立されていないヒトの心の状態を脳活動から評価することが可能となる。心の状態は、ヒトの心身の健康状態に大きく関連していることから、健康状態の維持・増進に貢献することが期待できる。また、本研究で開発した計測システムは日常生活環境における脳活動の詳細な観察を可能とするため、脳科学分野の幅広い躍進への貢献が期待される。
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