研究課題/領域番号 |
22K21230
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
木内 悠人 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 特任研究員 (90961087)
|
研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 低栄養 / 地域在住高齢者 / フレイル / 食行動 / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
フレイルは要介護の前駆状態と位置付けられ、フレイルの危険因子を特定し、焦点を当ててアプローチすることが、健康寿命の延伸を図る上で重要とされている。フレイルの危険要因の1つとして低栄養状態が挙げられている。低栄養状態は、不良な食行動によって誘発される可能性が示唆されているが関連行動は多岐に渡っており、包括的に評価する必要性がある。 そこで、本研究は、地域在住高齢者に対する食行動を包括的に評価するためのスクリーニング指標の開発を目的とする。さらに、地域在住高齢者を対象とした実測調査を実施し、開発したスクリーニング指標の関連妥当性の検討としてフレイルとの関連性について検討することも目的とする。
|
研究成果の概要 |
本研究は、地域在住高齢者に対する食行動を包括的に評価するためのスクリーニング指標の開発および開発したスクリーニング指標の関連妥当性の検討として身体的フレイルとの関連性についても明らかにすることを目的とした。調査項目の選定のために文献レビューならびに研究協力者等との打ち合わせやブレインストーミングを実施し、高齢期における包括的な食行動を捉えるための評価尺度を作成した。地域在住高齢者を対象とした高齢者機能健診において、作成した尺度を用いた食行動における調査および身体的フレイルの評価を行った。本研究にて開発した評価指標によって食行動が不良であることが身体的フレイルと関連することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイルは要介護の前駆状態と位置付けられ、フレイルの危険因子を特定し、焦点を当ててアプローチすることが重要である。フレイルの危険要因の1つとして低栄養状態が挙げられている。低栄養状態は、不良な食行動によって誘発される可能性が示唆されているが関連行動は多岐に渡っており、包括的に評価する必要性がある。フレイルに対する予防やフレイルからの脱却を図る上で、本尺度による包括的な食行動の把握が高齢期における食行動をスクリーニング評価する上での新たなゴールドスタンダードになり得る可能性を示唆できると考える。
|