研究課題/領域番号 |
22K21254
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
奥平 柾道 中京大学, スポーツ科学部, 特任助教 (60967066)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 発育発達 / 子ども / 運動神経 / 走能力 / 筋力 / 動作分析 / 表面筋電図 / 発育期 / 疾走能力 / 神経系機能 / 形態的特徴 / 筋 |
研究開始時の研究の概要 |
そこで本研究では,高密度表面筋電図法という新たな測定技術を用いることにより,発達段階における子どもの神経系機能の発達過程を直接評価し,これらが疾走能力の発達に及ぼす影響を筋の形態的特徴と比較しながら明らかにすることを目的とする.
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研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、発育期の子どもにおける神経系機能と筋の形態的特性の発達過程を併せて評価し、疾走能力の発達過程との関連について調査することで、疾走能力の発達に寄与すると考えられている神経と筋の要因の貢献度について明らかにしていくものであった。 本年度は、申請時の計画に基づき、測定方法及び解析方法の習熟とデータの収集を円滑に実施することができた。 本年度の前期においては、測定協力先の担当者と測定時期についての打ち合わせを繰り返し行った。本研究課題は、小学生から高校生まで幅広い年代の子どもを対象としながら、表面筋電図の測定や疾走動作の分析など複数の測定補助者の協力を得る必要があったため、綿密な測定計画の打ち合わせを行う必要があった。また打ち合わせと並行し、学内研究室において、子どもを想定した表面筋電図測定の予備実験を繰り返し行った。質の高いデータ収集を行うため、プロトコルの検討や、子どもの興味を引き続けるようなディスプレイの工夫を行い、本実験実施に向けた準備を進めた。また、計上していた測定機器や消耗品などを購入し、より効率的な測定環境の構築を行うことができた。 本年度の後期においては、計画的に本実験を遂行することができた。最終的に計100名以上の子どもたちに実験参加の協力を頂くことができ、本研究課題を解決するために必要十分な数のデータを収集することができた。年度末にかけて、収集した測定データの解析を進め、次年度計画している研究成果の公表に向けた準備を着実に行うことができている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実績の概要の通り、成果報告に足る測定データを十分に収集することができた。特に本研究課題は小学生から高校生まで100名以上の子どもを対象として測定を実施する計画であったため、協力先とのスケジュールを柔軟に調整しながら測定を計画する必要があった。年度内に計画していた全ての測定を修了することができたことや、解析も全体の7割程度完了させることができたことからも、おおむね順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度の計画として、国内学会での口頭発表と国際誌への投稿という2つの成果報告を予定している。そのためにも、残り3割程度である解析作業を迅速に完了させる。秋ころに開催される国内学会の発表申し込みに間に合うよう、一次的な結果のまとめを春先に完了させる。発表の準備と並行して、国際誌への投稿に足るデータの準備を併せて行い、アウトラインの作成と執筆作業の開始を前期の終わりころまでに行う。後期では、学会における口頭発表の実施と論文の投稿までを着実に遂行する。
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