研究課題/領域番号 |
22K21273
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
三重野 琢也 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (60953388)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アルゴリズム / データ構造 / 動的文字列処理 / 回文 / 文字列アルゴリズム / 回文部分文字列 / 動的文字列 / 周期性 / ユニーク部分文字列 / 動的文字列データ処理 / 文字列組合せ論 |
研究開始時の研究の概要 |
世の中に存在する大規模かつ多様なデータの中には、時間経過や人為的操作によって動的に変化するデータが数多く存在する。そのような動的データに対して、既存の静的データ処理手法をそのまま適用することは効率的とは言い難い。本研究では動的に変化する文字列データに着目する。理論的な視点から動的な文字列データにおける数理的性質を明らかにし、それを活用した効率的な動的文字列データ処理技法の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、時間とともに変化する文字列データに対するアルゴリズム技法の開発に取り組んだ。そして、準動的な文字列上での計算問題や、効率的な動的文字列処理に資する計算問題に対して、省領域かつ高速なデータ構造とアルゴリズムを提案した。特に、入力文字列中の出現回数が少ない回文や、長い回文部分文字列を計算する問題に主に取り組み、成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世の中に溢れるあらゆる電子的なデータは、計算機上では記号の羅列、すなわち文字列として表現される。よって、文字列データ処理の研究は計算機科学において最も基本的かつ重要な役割を担っている。近年の科学技術の進歩により、大量かつ多様な電子データ(文字列データ)が日々生み出されているため、そのような大量かつ多様な文字列データを効率的に処理する技法の開発は重要である。電子データの中には時間とともに変化しうる動的データと、それ以外の静的データが存在する。本研究では、前者の動的データを効率的に扱うためのいくつかのアルゴリズム技法を開発した。
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