研究課題/領域番号 |
22K21278
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小松 瑞果 神戸大学, システム情報学研究科, 助教 (80856766)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | SciML / 深層学習 / 応用代数 / 微分方程式 / 時系列データ / データ駆動型モデリング / 代数的可観測性 / ニューラルネットワーク / 解釈性 / 状態空間モデル / 代数 / 因果 / 解釈可能性 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,計測技術や機械学習技術の進歩に伴い,データ駆動型のモデリングが多数提案されている.このようなモデリングによる科学的知見の抽出は,個別の問題において試みられてはいるものの,体系的な研究は少ない.そこで,本研究では,現象に関する意味が与えられた解釈可能なモデルパラメータや,現象に内在する因果の扱いに焦点をおき,データからこれらを抽出するためのモデリングに関する,代数に基づく基礎研究を行う.
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研究成果の概要 |
近年,機械学習と計算科学の複合領域において,両分野の技術を連携する手法に関する研究が進んでいる.この分野において,モデルの解釈性や現象における因果の扱いに関して,発展の余地があると考えられる.そこで,本研究では,観測された時系列データから,現象に関する科学的知見の獲得を目指すモデリングにおいて,これらの観点に着目したいくつかの手法を構築した.特に,現象が従う微分方程式の少なくとも一部が既知の場合に有効な,代数的パラメータ推定手法と,支配方程式が未知の場合に有効な,深層学習べースの手法を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
時系列データから現象に関する知見の獲得を目指す場合,用いられるモデルとして,支配方程式のような解釈性の高いモデルと,深層学習ベースの解釈性の低いモデルがある.前者に関して,モデルの構造によっては,データからパラメータが一意に定まらず,解析結果の信憑性が担保されないという問題がある.本研究では,これを回避すべく代数に基づく推定手法を提案した.後者に関して,時系列グラフ等を導入し解釈性を向上した.
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