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自動生成フォントを用いた近代書籍文字認識

研究課題

研究課題/領域番号 22K21307
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関奈良女子大学

研究代表者

竹本 有紀  奈良女子大学, 大学院人間文化総合科学研究科, 博士研究員 (70966712)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードフォント生成 / 近代書籍 / 文字認識mojininsiki / 文字認識 / ディープラーニング
研究開始時の研究の概要

本研究では、現代のフォントから自動生成されたフォントを用いて近代書籍の文字認識を行う。文字認識率の向上のためには学習データの充実が不可欠であるが、近代書籍の文字画像は書籍の画像データから収集されている。そのため、入手可能な文字種が限定的である。そこで、近代書籍で用いられるフォントと類似した特徴を持つフォントを自動生成して学習に用いるデータを増やし、近代書籍に対する文字認識精度の向上を目指す。

研究成果の概要

本研究で得られた成果は、自動生成フォントによって、近代書籍文字画像そのものを学習することなく近代書籍の文字認識精度を向上させたことである。様々な現代のフォントの文字画像から目的とする近代書籍文字に近い特徴を持つフォントを大量に自動生成することで、学習データの不足を補うことができる。さらに、学習時のパラメータを変更すれば、生成されるフォントに現れる、入力画像の現代フォントと目標となる近代書籍文字の特徴のバランスを変化させることができる。これにより、1つの現代フォントの文字画像から生成されるフォントが多様化し、より多様な特徴の学習によって認識精度の向上へとつながった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近代書籍文字認識において、学習データの不足は長年の課題であった。これまで、近代書籍文字の入手方法は書籍の画像データからの切り出しのみである。書籍から入手できる文字画像は文字種に大きな偏りがあり、インクのにじみやかすれが激しい文字画像は学習には利用できない。そのため、必要な全ての文字種の文字画像を十分に収集することは難しい。現代のフォントの文字画像や手書き文字などを学習に利用してみたところ、認識精度の向上には至らなかった。本研究により、学習に利用可能な文字画像が存在しない場合でも、入手が容易な現代のフォントの文字画像から自動生成されたフォントを用いて文字認識を学習することができる。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 自動生成フォントを用いた近代書籍文字認識2023

    • 著者名/発表者名
      竹本有紀、石川由羽、高田雅美、城和貴
    • 学会等名
      第142回 数理モデル化と問題解決(MPS)研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-09-01   更新日: 2024-01-30  

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