研究課題/領域番号 |
22KF0015
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補助金の研究課題番号 |
22F21092 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)
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研究分担者 |
MOHANTA UDAY 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2023年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2022年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | マダニ媒介感染症 / バングラデシュ / 疫学調査 / マダニ / 原虫病 / バベシア / タイレリア / アナプラズマ / 家畜 |
研究開始時の研究の概要 |
海外で多発している多種多様な動物感染症のなかで、マダニ媒介性動物原虫原虫病はその畜産業に与える被害の深刻さから獣医学領域では特に注目されている。しかしながら、海外におけるこれらマダニ媒介性原虫病の流行に関する国別・地域別の正確な情報はいまだに極めて乏しいのが現状である。そこで本研究では、バングラデシュにおける家畜(牛・羊・山羊など)のマダニ媒介原虫病の流行実態の解明と予防対策の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
当該年度に得られた成果は下記の通りである。1)バングラデシュの各地から家畜の血液サンプル(627検体)とマダニサンプル(5116検体)を採集し、血液・マダニ体内に生息しているマダニ媒介病原体を検出した。2)サンプル採取地域では、畜産農家からマダニ媒介感染症の被害状況について聞き取り調査を行ったところ、いずれの地域においてもマダニ媒介感染症の被害が深刻であることが判明した。主なマダニ種はHaemaphysalis bispinosa、Rhipicephalus microplus、 R. sanguineus、Dermacentor auratusであることが初めて判明した。3)これらのマダニからは、バベシア属、タイレリア属、アナプラズマ属、エーリキア属の病原体が多く検出され、これらの地域においてマダニ媒介感染症が深刻に流行していることが示唆された。
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