研究課題/領域番号 |
22KF0021
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補助金の研究課題番号 |
21F21101 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加藤 健太郎 東北大学, 農学研究科, 教授 (30401178)
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研究分担者 |
BIN KABIR MD. HAZZAZ 東北大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2023年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | クリプトスポリジウム / 薬剤スクリーニング / 電子顕微鏡解析 |
研究開始時の研究の概要 |
クリプトスポリジウムは、主にウシなどの畜産動物や野生動物の糞便中に含まれる大量のオーシストが上水に混入することでヒトに水系感染による集団性下痢症を引き起こす。特に、畜産地域においては感染牛とヒトの接触が多いことから、公衆衛生上、最も重要な人獣共通感染症の1つである。また、畜産動物においては、特に生後1-2 週齢の仔ウシに集団感染による下痢症を引き起こし、斃死、廃用につながる。このように、クリプトスポリジウム症は人獣共通感染症としての社会的、公衆衛生上の重要性が極めて大きいにも関わらず、研究知見が少ない。このような背景から、本研究では抗クリプトスポリジウム薬の開発とその感染メカニズムの解明を行う。
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研究実績の概要 |
クリプトスポリジウムは、主にウシなどの畜産動物や野生動物の糞便中に含まれる大量のオーシストが上水に混入することでヒトに水系感染による集団性下痢症を引き起こす。特に、畜産地域においては感染牛とヒトの接触が多いことから、公衆衛生上、最も重要な人獣共通感染症の1つである。また、畜産動物においては、特に生後1-2週齢の仔ウシに集団感染による下痢症を引き起こし、斃死、廃用につながる。このように、クリプトスポリジウム症は人獣共通感染症としての社会的、公衆衛生上の重要性が極めて大きいにも関わらず、研究知見が少ない。このような背景から、本研究では抗クリプトスポリジウム薬の開発とその感染メカニズムの解明を行う。 家畜の伝染性の下痢症は、現在畜産業界において経済的に甚大な打撃を与え続けている。特にクリプトスポリジウム症は、人獣共通感染症として畜産物の安全性の観点からも重要性が大きいにも関わらず、日本においては未だ有効な治療薬がない。以上のことから、本研究では、抗クリプトスポリジウム薬のスクリーニングと薬剤の作用機序について超微細構造解析を行うことを目的とする。 本年度は、これまでの結果から効果の確認された薬剤の投与下での感染SCIDマウス腸管内の寄生オーシストのオルガネラについてオスミウム浸軟法による電子顕微鏡解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
これまでの研究成果として感染マウスで原虫の増殖阻止が明らかとなった薬剤を経口投与した原虫感染SCID マウスの十二指腸を薬剤投与の一週間後に回収する。オスミウム浸軟法を用いて、SCID マウスの腸管に感染したクリプトスポリジウムのオーシストについて凍結割断した細胞小器官の走査型電子顕微鏡解析(SEM)を行った。各薬剤シーズを経口投与した原虫感染SCID マウスの腸管の感染部位のSEM像を薬剤投与のないものと比較し、薬剤の効果を解析した。従って、当初の計画以上に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
感染マウスで効果のあった薬剤については、実際の畜産現場でクリプトスポリジウム感染地域のウシにおいて、その効果を解析していきたい。
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