• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

疾患関連の生体分子指標としてのMuse細胞

研究課題

研究課題/領域番号 22KF0043
補助金の研究課題番号 22F22758 (2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2022)
応募区分外国
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関東北大学

研究代表者

出沢 真理  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50272323)

研究分担者 APRILE DOMENICO  東北大学, 医学系研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2023年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2023年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2022年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードMuse細胞 / コケイン症候群 / 色素性乾皮症 / ブルーム症候群 / 細胞死 / 細胞老化 / 多能性 / 分化
研究開始時の研究の概要

Muse細胞は生体内修復多能性幹細胞で骨髄から血液を巡り各臓器に配給されて、傷害・死細胞を分化によって健常細胞に置換して組織恒常性に寄与する。Aprile氏は神経系疾患の患者皮膚由来Muse細胞が健常者のそれとは異なる分化性向を持つことを発見した。本研究では神経系と循環器系疾患の患者由来Muse細胞と健常者Muse細胞とを比較し、遺伝子発現などの分子生物学的及び分化性向性などの生理学的特性を調べてMuse細胞が疾患を反映するのか、また病態解析や治療法開発のツールとなり得るかを検討する。

研究実績の概要

Muse細胞は皮膚、骨髄、血液、各臓器の結合組織に存在する内因性多能性幹細胞である。Sox2, Nanog, Oct3/4などの多能性因子を発現し、多能性幹細胞表面マーカーSSEA3の陽性細胞として同定、採取できる。外胚葉性、内胚葉性、中胚葉性の細胞への分化と自己複製能を1細胞レベルで示すが、生体に備わっているため腫瘍性を持たない。脳梗塞や心筋梗塞などの疾患への治験も実施されている。
Muse細胞は幹細胞としてユニークな性質を有しており、その一つとしてストレス耐性が挙げられる。イタリアCampania大学のGalderisi教授(Domenico Aprile博士の所属機関)とは過去8年にわたり共同研究を行い、Muse細胞では抗ストレス蛋白の発現が高いこと (Cell Cycle, 2017)を明らかにした。Galderisi教授からは間葉系幹細胞では48時間かかるがMuse細胞では修復酵素活性が高いため6時間前後でDNAを修復することが示された(Alessio et al., Oncotarget, 2018) 。
Muse細胞は傷害・死細胞を貪食し、被貪食細胞の分化シグナルを再利用して傷害細胞と同じ細胞種に分化し、健常細胞に置換することで組織を修復する。よって、Muse細胞は組織環境や疾患による傷害細胞を反映することが推察され、患者由来Muse細胞を解析することで疾患のメカニズムや治療法の開発などが可能になると期待される。本研究ではDNA修復機構因子に変異がある患者由来Muse細胞と健常者Muse細胞とを比較し、分子生物学的及び生理学的特性を調べてMuse細胞が疾患反映するのか、また病態解析や治療法開発のツールとなり得るかを検討した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-11-17   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi