研究課題/領域番号 |
22KF0131
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補助金の研究課題番号 |
22F20400 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
杉村 智史 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (00728454)
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研究分担者 |
KHATUN HAFIZA 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2023年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2022年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ウシ / 卵胞細胞 / 卵子 / 発生能 / 卵母細胞 / トランスクリプトーム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、卵胞細胞RNA-seqや卵胞液メタボロームを駆使した統合オミクス解析により高発生能卵子を取り囲む卵胞内微小環境を理解し、それを体外で模倣することで、高発生能卵子を体外で大量に生産する新技術を開発する。
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研究実績の概要 |
卵母細胞の発生能に関連する卵胞細胞の分子生物学的特徴をRNA-seqにより解析した。その結果、卵丘細胞の転写プロファイルと卵母細胞の発生能との関連性を明らかにした。一方、顆粒層細胞と発生能との関連性は認められなかった。GO解析の結果、発生能を有する卵母細胞を取り囲む卵丘細胞において、ミトコンドリア呼吸鎖、SREBPシグナリング、リボソーム生合成、翻訳に関連する遺伝子発現が変化していた。これを裏打ちするように、卵丘細胞のNADPHやFADが大きく変化した。RNA-seqの結果から、ミトコンドリアの形態変化が予想されたことから、電子顕微鏡によるTEM解析を行った。発生能を有する卵子を取り囲む卵丘細胞で、小型のミトコンドリアが多く検出された。以上のことから、卵子の発生能獲得において、ミトコンドリアのリモデリングが重要であることが明らかになった。
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