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持続的共同森林管理による貧困と紛争の解決:ロヒンギャ難民とホストを事例に

研究課題

研究課題/領域番号 22KF0225
補助金の研究課題番号 22F22404 (2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2022)
応募区分外国
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関京都大学

研究代表者

三谷 羊平 (2023)  京都大学, 農学研究科, 准教授 (70647172)

研究分担者 RAHMAN MD. HABIBUR  京都大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
受入研究者 三谷 羊平 (2022)  京都大学, 農学研究科, 准教授 (70647172)
外国人特別研究員 RAHMAN MD. HABIBUR  京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2024年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2023年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2022年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードロヒンギャ難民 / 持続的共同森林管理 / 貧困と紛争 / 難民とホスト / 経済実験 / フィールド調査 / フィールド実験
研究開始時の研究の概要

多数の難民の受入により森林劣化が進行した、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ地域における難民とホスト住民の共同参加型の森林管理制度(JFM)導入が、森林保全・貧困削減・紛争解消に与える影響を解明する。難民とホストが森林資源を共同管理するJFM制度の導入効果を、経済実験を用いて理論的に明らかにした上で、フィールド調査を用いて実証する。介入がない状態を制御群として、森林保全と貧困削減を外生的かつ直接的に補助する制度(中央集権型援助)とホス トと難民が共同で森林保全利用のルールを定めて管理するJFM制度(分権型援助)という二つの介入の短期的及び長期的効果を検証する。

研究実績の概要

多数の難民の受入により森林劣化が進行した、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ地域における難民とホスト住民の共同参加型の森林管理制度導入が、森林保全・貧困削減・紛争解消に与える影響を解明する。難民とホストが森林資源を共同管理する森林管理制度の導入効果を、経済実験とフィールド調査を用いて実証する。当該年度の実績は以下の通り。第一に、現地Chittagong大学の共同研究者達の協力を得て、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプでの 約30日間にわたる大規模なフィールド調査を実施した。昨年度の予備調査の結果を反映して、フィールド調査の設計と調査対象地の選定を行なった。2024年2月から調査を開始し、ランダムに選定した合計18を超えるキャンプから600名以上の難民にサーベイ調査を実施した。また、ランダムに選定した難民キャンプ周辺の5を超えるホストコミュニティから200名程度のホスト住民にサーベイ調査を実施した。これらのデータの収集、入力、整理を行なった。第二に、経済実験の設計を行うため、動学的共有資源ゲームを用いた実験室実験の文献調査を行い、実験で利用できる共有資源ゲームの理論的整理を行なった。また、o-Treeを用いて実験が実施できるようプログラミングとプログラムの動作を確認する予備実験を行なった。来年度は、現地調査のデータを分析し、ロヒンギャ難民キャンプ内外で実施されている森林管理制度の実情とそれらが難民とホスト住民に与える影響に関する論文を執筆する。また、本フィールド調査の結果を反映した経済実験を実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現地調査を無事に遂行し、サーベイデータの収集を完了した。経済実験に関しては、実験準備を完了した。

今後の研究の推進方策

来年度は、現地調査のデータを分析し、ロヒンギャ難民キャンプ内外で実施されている森林管理制度の実情とそれらが難民とホスト住民に与える影響に関する論文を執筆する。また、本フィールド調査の結果を反映した経済実験を実施する。国際学会などで成果を報告すする。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] University of Chittagong(バングラデシュ)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [国際共同研究] University of Chittagong(バングラデシュ)

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] Geographical variations in woodfuel supply and trade in northeastern Bangladesh2024

    • 著者名/発表者名
      Rahman Md Habibur、Kitajima Kaoru、Mitani Yohei、Rahman Md Farhadur
    • 雑誌名

      Renewable Energy

      巻: 222 ページ: 120004-120004

    • DOI

      10.1016/j.renene.2024.120004

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実績報告書
  • [学会発表] Can the Rohingya refugee crisis be solved sustainably? Addressing environmental concerns in Cox's Bazar2024

    • 著者名/発表者名
      Md. Habib Rahman
    • 学会等名
      15th international symposium 2024 on digital transformation for sustainable development at Rahman Agricultural University
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2022-11-17   更新日: 2024-12-25  

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