研究課題/領域番号 |
22KF0263
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補助金の研究課題番号 |
21F20816 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
植村 玄輝 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (40727864)
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研究分担者 |
MASSA MANUELA 岡山大学, 社会文化科学学域, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2024年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2023年度: 625千円 (直接経費: 625千円)
2022年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2021年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | フッサール / 現象学 / 共同体 / 自然法 / 規範 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、現象学の創始者エトムント・フッサールの社会哲学を、法と国家という観点から再構成することにある。フッサールは公刊著作について社会哲学的な話題にほとんど言及しないが、その膨大な草稿の中で共同体に関するまとまった量の議論を残している。本研究はこれらの議論を、自然法の伝統に属する二人の哲学者クリスチャン・ヴォルフとイマヌエル・カント、とりわけ前者との関係に着目しながら分析し、フッサールの社会哲学の意義を新たな観点から明らかにする。またその際に、フッサールの強い影響下にある日本の法哲学者尾高朝雄の法と国家をめぐる議論との突き合わせも行う。
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研究実績の概要 |
本年度は、フッサールの共同体論をあらためて整理するための研究に着手した。具体的には、1910年の重要草稿(全集第13巻初秋)を中心に、共同体の分類をめぐるフッサールの議論において規範概念がどのような役割を果たしているのかに着目した文献読解を行うという方針が立てられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
産休による中断に加え、当該研究員の研究体制を整えるための生活環境の立ち上げに時間がかかったため、研究の具体的な方針を定めること以上の成果をあげることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
産休からの復帰が予定されている9月以降は、「研究実績の概要」に記した方針にもとづく研究をすすめ、フッサールの共同体論を法哲学的な関心から解釈するための基礎を完成させたい。
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