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小学校における自己学習能力を育てる授業モデルの検討

研究課題

研究課題/領域番号 22KF0272
補助金の研究課題番号 22F30739 (2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2022)
応募区分外国
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関広島大学

研究代表者

伊藤 圭子  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (50184651)

研究分担者 MA XIAOYUE  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2023年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2022年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード自己調整学習能力 / 小学校 / 授業 / 自己学習能力 / 授業モデル
研究開始時の研究の概要

予測不能な社会に生きる子どもたちには、「自ら学ぶ力」(自己学習能力)の習得が求められており、子ども自身が主体的に取り組む学習として、自己調整学習が有効である。そこで本研究は、小学校において学習者の自己学習能力を育てる家庭科における授業モデルを開発することを目的とする。それを授業実践し,子どもの自己調整の過程に着目して実証的に検討し,モデルの有効性を明らかにする。

研究実績の概要

予測不能な社会に生きる子どもたちには、「自ら学ぶ力」(自己学習能力)の習得が求められている。生活課題に直面した場合には、解決方法を適切に選択し,多角的な視野で解決できる能力が必要となる。義務教育において学ぶ楽しさや学ぶことの意義を実感し,自ら問いを立てて主体的にその解決を目指し,多様な人々と協働しながら,様々な資源を組み合わせて解決に導いていくなど生涯を通して学んでいくための学び方を習得することが急務の課題であると考えられる。そこで、本研究は子ども自身が主体的に学ぶ学習に取り組んでいるM小学校に着目し、その取り組みの実状を解析することを通して、自己調整学習能力を育成する授業モデルを検討することを目的とする。M小学校は幼小中一貫教育に3つの次元(躍動する感性、レジリエンス、横断的な知識)の基礎となる資質・能力を育成する新領域「光耀」を設定し、教科教育と連動したカリキュラムを開発し実践している。M小学校での授業を観察し、実態を踏まえたうえで、研究主任、第1学年担任、第2学年担任にインタビュー調査を実施した。それを逐一文字化し、ラベル化し、KJ法によって分類した結果を図式化し考察した。M小学校での授業は問題発見し解決する学習のプロセスを重視していた。子どもの思いを大切にした「流動的」カリキュラム、子どもの切実感を大切にし、自分なりの輝きと生きる力を見据えた指導方法が特徴的であった。そして、自己調整学習能力育成のための授業モデルを構成する要因間の関係を示し提案した。これらの結果から、日本とは異なる生活文化や社会的背景を有する中国及びアジア圏の小学校教育の課題解決に寄与できる示唆が得られたと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 中学校家庭科における自己調整学習を用いた授業モデルの検討2022

    • 著者名/発表者名
      桒原知恵・伊藤圭子
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌

      巻: 45巻3号 ページ: 25-36

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] School Lunch Guidance by Class Teachers in Elementary Schools2024

    • 著者名/発表者名
      Ito, Keiko
    • 学会等名
      Hawaii International Conference on Education
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-07-28   更新日: 2024-12-25  

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