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文化史的視点による日本古代・中世文学の女性イメージ形象に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22KF0352
補助金の研究課題番号 22F31708 (2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2022)
応募区分外国
審査区分 小区分02010:日本文学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

田渕 句美子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80222123)

研究分担者 QIU CHUNQUAN  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2023年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2023年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2022年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード日本宮廷女性文学 / 中国宮廷女性文学 / 異性装 / 女性イメージ / ジェンダーと文学形成 / 日中宮廷女性文学 / ジェンダー
研究開始時の研究の概要

日本と東アジアの古代から中世にかけての文学にあらわれる女性イメージ形象について、広く文化的視点によりながら、その総体を視野に入れて考える。
古代から中世の宮廷社会の女性とその周辺を対象として、その存在形態、機能、そこに映じられたイメージ形成などについて、世界における特質という点を意識しながら明らかにしたい。日本だけではなく中国・朝鮮などを含めた東アジアの女性と文学という視点で、より俯瞰的に捉えて位置づけていく。

研究実績の概要

田渕句美子は、特別研究員で共同研究者QUI氏とともに、本研究「文化史的視点による日本古代・中世文学の女性イメージ形象に関する研究」というテーマで共同研究を行った。田渕はこれまで日本の古代から中世の宮廷女房による文学、特に女房の存在形態と関わる文学の形成・表象について、和歌、日記、物語などの研究を行ってきたが、それを、女房を中心として、女房以外の天皇家の女性や上流貴族の女性をも含めて捉え直し、また男性の視点やイメージ表象も含みこんで、ジェンダーの視点から文学構築とその文学的変遷について考え、世界におけるその特質を明らかにしたいと考えて、共同研究を行った。またこの機会に、日本だけではなく中国・朝鮮などを含めた東アジアの女性と文学という視点をも今後研究に含める準備を行った。
2023年度は昨年度の議論をふまえながら、共同研究会を数度行い、学外からも広く参加者を招いて、研究発表を行い、それをもとにして有意義な議論と検討を重ねることができた。重要なテーマとして中心になったのは異性装であり、これは具体的な異性装も、抽象的な意味の文学的異性装も含む。これを軸にして、ジェンダーからみた日本と中国の双方の文学と文化の生成のありようを、俯瞰的・横断的に考えていくことができた。またそれぞれに調査とフィールドワークを行い、相互に議論を深めた。その結果、田渕句美子、QUI氏ともに、有意義な研究実績をあげることができた。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] ジェンダーから再構築する題詠恋歌2024

    • 著者名/発表者名
      田渕句美子
    • 雑誌名

      日本文学研究ジャーナル

      巻: 30

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] 『今とりかへばや』と『有明の別れ』における男装モチーフの特徴――中国の異性装文学との比較から2024

    • 著者名/発表者名
      邱春泉
    • 雑誌名

      日本文学研究ジャーナル

      巻: 30

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] 女装英雄の隠喩ーーヤマトタケル女装伝説の起源と変遷2024

    • 著者名/発表者名
      邱春泉
    • 雑誌名

      東方研究

      巻: 25

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 和歌のアンソロジー―「男歌」「女歌」、そして歌仙絵の観点から―2023

    • 著者名/発表者名
      田渕句美子
    • 雑誌名

      和歌文学研究

      巻: 126 ページ: 8-13

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書 2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『有明の別』における男装の意義――『とりかへばや物語』と弾詞小説『筆生花』との比較から2023

    • 著者名/発表者名
      邱春泉
    • 雑誌名

      古代中世文学論考

      巻: 50

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 和歌のアンソロジー―「男歌」「女歌」、そして歌仙絵の観点から―2022

    • 著者名/発表者名
      田渕句美子
    • 学会等名
      和歌文学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2022-07-28   更新日: 2024-12-25  

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