研究課題/領域番号 |
22KJ0005
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補助金の研究課題番号 |
21J01046 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
伊澤 俊太郎 北海道大学, 獣医学研究院, 特別研究員(CPD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2025年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 代謝 / 睡眠 / 視床下部 / MCH神経 / 褐色脂肪組織 |
研究開始時の研究の概要 |
脳内において視床下部はエネルギー恒常性の中枢で、種類の異なる複数の神経細胞が協調し恒常性が保たれている。これらの神経細胞の活動を操作する、ないしは神経細胞が放出するペプチドをブロックするといった手法で摂食量やエネルギー消費を制御することが期待できるが、その土台として生体内での機能メカニズムを正確に理解することが必要である。 本研究では視床下部神経の特に延髄領域への投射に着目し、その機能解明を目指す。
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研究実績の概要 |
国際競争力強化研究員(CPD)の主要渡航期間としてドイツ国Max Planck Institute for Metabolism Researchに滞在し、国外受入研究者であるJens Bruning教授と研究を実施した。研究所内で確立している代謝計測システムに加え、申請者が知見を持つ睡眠測定に関する実験装置を設置し、代謝と睡眠の両方が測定できるシステムを確立した。研究所内で見つかった代謝を調節する複数の神経回路について申請者が睡眠測定を実施し、代謝と睡眠の両方を制御する神経回路を一部見出した。 さらに、これまでC57BL6マウスで報告されている「暗期での雌のノンレム睡眠時間が雄よりも短いこと」、「高脂肪食給餌に伴いノンレム睡眠が断片化すること」について申請者の実験設備ても再現を検証し、代謝と睡眠の関連について適切な環境下で実験を実施できていることを確認した。 また、令和4年6月には日本に一時帰国し、国内受入研究者である北海道大学・木村和弘教授とのディスカッションを通じ末梢臓器との関連可能性について検討を進めた。また、麻布学園高校にて高校生に研究を紹介するアウトリーチ活動を実施した。 令和4年10,11月には日本自律神経学会、神経内分泌学会、認知症学会にてドイツからオンラインでの発表を行い、昨年度出版した論文(Izawa et al. J Physiol 2022)について日本自律神経学会論文賞を受賞した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
実験設備のセットアップを計画よりも早期に完了し、一部の遺伝子改変マウスで代謝と睡眠に関する表現系を見出すことができた。 また、オンラインでの発表機会を通じ、ドイツ国内滞在中であっても日本国内の学会に参加することができた。
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今後の研究の推進方策 |
現在までに見出した代謝と睡眠の両方を制御する神経回路について、今後はいかなる分子が当該神経回路を調節しているかを特定するため、特定分子受容体のConditional knockoutマウスでの代謝・睡眠解析や、特定分子のGenetically encoded sensorsを当該神経に発現させてのファイバーフォトメトリー解析を実施する。
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