研究課題/領域番号 |
22KJ0032
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補助金の研究課題番号 |
21J22040 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分39060:生物資源保全学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
浅野 紗彩 (2023) 北海道大学, 環境科学院, 特別研究員(DC1)
田村 紗彩 (2021-2022) 北海道大学, 環境科学院, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2023年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 植物園 / 絶滅危惧植物 / 生息域外保全 / 複数植物園での協働的な保全 / 遺伝的代表性 / 保全単位 / 記録管理 / 遺伝的管理 / 導入・増殖・分譲履歴 / アンケート調査 / メタコレクション / 保全手法 / 遺伝的多様性の保全 |
研究開始時の研究の概要 |
植物園における絶滅危惧種の域外保全は栽培株と保存種子で行われ,これらは増殖や危険分散のために他園に分譲される.しかし,少数の保全株からの株分けや自殖種子で分譲し続けた結果,全国の域外保全コレクションが遺伝的に単一のクローンとなり,長期的な域外保全や野生復帰への利用価値が低下しているおそれがある. 本研究では,各園の栽培管理台帳照会・聞き取り,高解像度の遺伝解析,播種試験等を行い,域外保全を推進させる有効な手段とされてきた植物園間の分譲システムが,域外保全コレクションに遺伝的劣化を引き起こしている可能性を検証する.この結果に基づき,域外保全をより効果的,効率的に行うための具体的な改善策を提案する.
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研究実績の概要 |
昨年度実施した全国32の植物園を対象としたアンケート調査により,植物園間での保有株の分譲に伴い由来自生地の記録が欠失する事例が複数見られ,植物園間では必ずしも保全協力が図られていないことが示された.この結果について日本植物園協会大会(2022年5月)で口頭発表を行った. 本年度は,複数の植物園が協働的に同一分類群の遺伝的多様性を維持するメタコレクション保全策(Griffith et al., 2020, Int. J. Plant Sci.)の有効性を検証した.検証するモデルケースには,日本の複数の植物園で保有され,地理的スケールと保全単位数が対照的となる絶滅危惧植物2種を選定した(マメ科レブンソウ:日本固有,単一の保全単位(土屋ら,未発表),ナデシコ科エンビセンノウ:東北アジアに広域分布,複数の保全単位(Tamura et al., 2019)). 現在の植物園の保有株が野生集団の遺伝的多型を代表しているかを評価するため,レブンソウを保有する5園から88個体,エンビセンノウを保有する4園から96個体の葉サンプルを収集した.これらと各種の自生地を網羅した野生集団個体について,高解像度に遺伝的多型を検出するMIG-seq法を用いた遺伝解析を行った.解析結果から,1園内での保有株の遺伝的多型の有無,野生集団に対する全植物園での遺伝的代表性を示した.この結果に基づき,植物園間での保有系統の再配置や野生集団から新たに取り入れる系統を検討している. 各植物園内および植物園間で保有株の情報を記録し,遺伝的な情報を活用可能な状態で管理するためには,統一的なデータ管理システムの利用が必要である.そこで,日本植物園協会が運用するオンラインデータベースに遺伝解析を実施した各園の保有株の情報を登録し,各データページにアクセスできるQRコード,植物名,各園の管理番号を記載した個体ラベルの作成を行った.
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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