研究課題
特別研究員奨励費
2023年度の研究は田辺・務台・現代の現象学の社会存在論の突き合わせを行うことを目的とする。また、1年目に研究を進めたエナクティヴィズムの見地から田辺・西田の基礎概念を再解釈することで、現代の社会存在論研究において活用な形で京都学派の哲学を再構成することも同時に進めていく。そのために、まず田辺・務台の社会存在論がどのような次元で現象学と相通じるものを持つかを考察した上で、現代の現象学の社会存在論との異同を検討する。