研究課題/領域番号 |
22KJ0478
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補助金の研究課題番号 |
22J12718 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
風岡 顯良 千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2023年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2022年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | HLA / 皮疹 |
研究開始時の研究の概要 |
HLA複合体の構造不安定性さがHLAのミスフォールディング,延いては小胞体ストレスの惹起に関与することを見出す。さらに,その小胞体ストレスが免疫活性化に関与することを実証する。これらをHLA-B*57:01とアバカビルの組み合わせで実証し,そこで得られた仮説をHLA-B*51:01とベーチェット病の研究に適応し,自己免疫疾患の発症機序にHLA複合体の構造不安定性さが関与する可能性を見出す。
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研究実績の概要 |
ベーチェット病モデルマウスを作製するにあたり,前年度に引き続き,キメラ型HLA-B*51:01導入マウスについて,戻し交配を行い,9回完了した。 本年度は,HLAが関与した皮疹の原因と考えられる小胞体ストレスの原因として,HLAが”不良品”として小胞体に認識されることを見出すべく,研究を行った。昨年度までに,(1) HLA多型特異的なアバカビル誘発性の小胞体ストレスがケラチノサイトにおいて生じること,(2) アバカビル誘発性のHLA多型特異的な皮疹には小胞体ストレスが関与している可能性を認めていた。本年度は,ケラチノサイトにおけるHLA多型依存的に生じる小胞体ストレスのメカニズムの検討を進め,以下のことを明らかにし,HLAが関与した皮疹発症の機序を考えるには“HLA複合体の構造不安定性”に着目することが突破口となるという当初の仮説を支持する結果を得た。①アバカビルは,HLA-B*57:01と細胞内で結合することを実証した。②ケラチノサイトにアバカビルを曝露した際,HLA-B*57:01へのBiPの結合が多く確認された。③ケラチノサイトにアバカビルを曝露した際,HLA-B*57:01が細胞内で凝集する様子が確認された。 以上の発見は,アバカビル過敏症に限 らず,ベーチェット病などのHLAが関与した免疫学的機序に基づく疾患による皮疹発症機序の解明を前進させたと考えている。
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