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近現代ノルウェー建築文化の特性に関する史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22KJ0498
補助金の研究課題番号 20J22888 (2020-2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2020-2022)
応募区分国内
審査区分 小区分23040:建築史および意匠関連
研究機関東京大学

研究代表者

岩永 薫 (2020-2021, 2023)  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)

特別研究員 岩永 薫 (2022)  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
研究期間 (年度) 2023-06-29 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2023年度: 806千円 (直接経費: 806千円)
2022年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード北欧建築史 / ノルウェー / 近代建築史 / 住宅史 / ウストカント展 / クヌート・クヌッツン / ノルウェー建築史 / dugnad / 戦後住宅供給 / 遺産保護 / まちづくり / 住宅改革運動 / 建築史 / 北欧建築 / 自然享受権 / 自然 / 場所論
研究開始時の研究の概要

本研究では、近現代ノルウェー建築史に特徴的な価値観として、とりわけ《日常のものづくり》《持続可能性》に注目し、建築家の言説や活動・国家的な取り組み・建築教育において、これらの概念がいかに取り扱われてきたのか分析をする。そして、近現代ノルウェー建築界が目指した社会の理想像や、その実現に向けて行われてきた実践を明らかにする。本研究では、これまで日本国内での研究では扱われてこなかった現地の文献史料が利用され、巨匠の歴史・ロマン主義の歴史といったナラティブに収束しがちな近代北欧建築史に対して新たな知見を呈することが期待される。

研究実績の概要

本研究は、「ノルウェーの開発・自然・歴史性を共存させる建築観」の内実と、その19世紀-1990年代における形成過程を明らかにすることを目的としている。本年度は、以下の2点について検討を行った。
1. 建築家クヌート・クヌッツン(Knut Knutsen)の言説・作品・教育活動の整理
クヌッツン(1903-1969)は、“建築家の社会的・文化的・芸術的責任について厳格な見解を持ち、人間の幸福と発展にとって建築が重要であるという深い信念”を持っていたとされる。本研究では、クヌッツンによる1960-1980年代の論考、新聞記事、クヌッツンに師事した学生の手記などの史料の翻訳・読解を踏まえ、これまでクヌッツンの設計指針として別個に語られてきた 〈自然主義〉と〈社会民主主義〉を繋ぐキーワードとして、《日常のものづくり》を提案した。そして、《日常のものづくり》 と、クヌッツンの建築を語る上で重要な〈持続可能性〉との関わりについて分析を加えた。
2. 近代ノルウェーにおける〈美しい住まいづくり〉に関する歴史的経緯の調査
ノルウェー住文化の特質の一つとして、「住居メンテナンスの熱心さ」が挙げられる。 本研究では、居心地の良い家づくりを目指し住居の維持管理に労力をかける文化を形成した要因の一つとして、1923年から1950年代に開催されたウストカント展(Oestkantutstillingen、東地区展の意)の活動に着目した。そして、同展主催団体主要メンバーの論考、新聞記事などの資料の翻訳・読解を踏まえ、団体が理想とした住まいづくりの内実について分析を加えた。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Dugnad: How Voluntary Collaboration Within Communities Shapes Well-Being of Architectural Practice in Norway2022

    • 著者名/発表者名
      Kaoru Iwanaga
    • 学会等名
      13th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia 2022
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-07-07   更新日: 2024-12-25  

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