研究課題/領域番号 |
22KJ1376
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補助金の研究課題番号 |
21J00408 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
伊藤 篤希 (2021, 2023) 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 特別研究員(PD)
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特別研究員 |
伊藤 篤希 (2022) 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会的ヒエラルキー / リーダーシップ / 集団過程 / 雇用流動性 / 文化 / 成果主義 / 年功序列 |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため、記入しない。
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研究実績の概要 |
2023年度は、職場を包含する社会生態学的環境(例:雇用流動性)と職場における集団過程(例:リーダーシップ)、そこで働く人々のこころの在り方(例:精神健康)の三層関係を包括的に検討するための大規模職業比較調査を行った。具体的には、厚生労働省が公開している職業分類から抽出した約40種の職業カテゴリーごとに参加者を募り、マルチレベル・データを収集した。職業と個人をそれぞれ between/within レベルとしたマルチレベル分析を行った結果、支配型リーダーシップを予測した社会生態学的変数は job mobility ではなく、ルーティン的な職務特徴であることが明らかになった。また、ルーティン的な職務特徴は high context communication などの協力・コミュニケーション様式とも関連しており、職場における集団過程を方向付ける社会生態学的要因として、職務の特徴が重要な役割を果たす可能性が明らかになった。本データについては引き続き分析を進め、2024年度に開催される国内・国際学会で発表する予定である。また、本調査は職場単位でデータを収集することを当初想定していたが、そのような形での調査実施には至らなかった。しかしながら、調査実施に向けて取り組む中で、多くの企業とつながりを持つコンサルティング会社と共同研究体制を築くことができた。そのため、今後も職場単位でのデータ収集を目指して継続的に取り組み続ける予定である。
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