研究課題/領域番号 |
22KJ1418
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補助金の研究課題番号 |
22J00126 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
戸田 和弥 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ボノボ / 集団凝集性 / 行動生理学 / 行動生態学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、ボノボの非血縁メス間の高い凝集性に関わる生理・社会学的メカニズムの一端を解明し、その背景にある適応的意義を探ることである。本研究では、コンゴ民主共和国・ルオー学術保護区に生息する野生のボノボ集団を対象に、終日個体追跡による行動観察及び尿試料採取を実施する。得られたデータ・サンプルから、ボノボのメスの社会ネットワーク構造や各種ホルモンの分泌パターンを分析する。
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研究実績の概要 |
研究の目的は、野生のボノボ集団を対象に非血縁メス間の高い親和・協力関係の生理・生態学的背景を探ることである。学振PD採用期間3年のうち2年目に当たる2024年度は、1年目に引き続きコンゴ民主共和国での野外調査に従事した(2023年から2024年5月まで)。調査期間中は、1つの集団に所属する28頭のボノボ個体を対象に終日個体追跡を実施し、1033時間に及ぶ行動記録を収集した。また、パーティの規模に関連する個体の生理状態を把握するため、個体追跡中には機会的に尿試料を採取し、合計227個のサンプルを得た。今後、データ分析を進めるとともに、採取した尿試料から各種ホルモン(コルチゾール、オキシトシン)レベルを測定する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度に野外調査を実施し、行動データと尿サンプルを収集できたが、尿中のホルモン量の測定には至らず、当初の予定より遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度にホルモン測定実験を実施し、分析に必要な行動・生理学データを揃え、研究結果を得る。
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