研究課題/領域番号 |
22KJ1443
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補助金の研究課題番号 |
22J01538 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
日高 晋介 新潟大学, 人文社会科学系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 中央アジア / チュルク諸語 / モダリティ / 文末小詞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中央アジアにおけるチュルク諸語のモダリティ体系の全容を解明することを目的とする。対象とするのは次の五つの言語である:i. カザフ語(カザフスタン)、ii. キルギス語(キルギス)、iii. 現代ウイグル語(新疆ウイグル自治区)、iv. ウズベク語(ウズベキスタン)、v. トルクメン語(トルクメニスタン)。本研究は、各言語のモダリティを表す形式がどのように話者の認識を表し分けているのかという問題を明らかにし、言語間での調査結果を比較することで、各言語におけるモダリティ体系の共通点・相違点を描き出す。
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研究実績の概要 |
本年度は、ウズベク語においてモダリティを表す文末形式に着目した研究、中央アジアにおけるチュルク諸語のモダリティを対照した研究、副動詞に着目した研究を行った。これらの研究は次年度以降、中央アジアの各言語におけるモダリティ体系を明らかにする端緒として、重要な位置を占める。まずは、申請者にとって研究歴が一番長いウズベク語において、分析が進んでいない要素を精密に記述した。それと同時に、チュルク諸語のモダリティ全体を見渡しそれらの間の共通点・相違点を概観した。これらにより、来年度以降、どの言語で何を明らかにするのかを明らかにできた。それに加えて、モダリティを表す形式を作る形式として用いられる副動詞についても研究することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本年度は、ウズベク語の記述研究のみならず、中央アジアのチュルク諸語のモダリティ全体についても概観することができ、さらに副動詞の研究も行うことができた。そのため、計画以上の進展があったと言える。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、ウズベク語だけでなく、他の中央アジアのチュルク諸語の用例収集およびインフォーマント調査も積極的に行い、成果を挙げる。中央アジアのチュルク諸語全体に共通する文法現象についても、前年度の研究成果をヒントにトピックを定めて記述を行う。
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