研究課題/領域番号 |
22KJ1561
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補助金の研究課題番号 |
22J14251 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡本 卓哲 名古屋大学, 生命農学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2023年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2022年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | イネ / 水田土壌 / 窒素固定 / 堆肥 / アンプリコン解析 / 菌叢解析 / 貧栄養土壌 / マダガスカル |
研究開始時の研究の概要 |
貧栄養土壌が優占するアフリカのマダガスカルは、窒素肥料の施肥が不十分であり、イネの収量は低い。そのようなイネ生産現場では、空気中の窒素分子を植物の栄養源となるアンモニアに細菌が変換する生物学的窒素固定の活用が期待できる。本研究では、マダガスカルの水田を対象に、イネ・根圏土壌の窒素固定に関与する細菌叢解明を通じ、水田系での窒素固定およびイネの生産性の向上を目指す。その強化法として、イネ体内の窒素固定能が高い品種の選抜を行う。さらに、堆肥をすき込んで根圏土壌の窒素固定能が向上する条件を見出す。それらを統合してマダガスカルのイネ栽培系での窒素固定能の増強によるイネの生産性の評価を現地で行う。
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研究実績の概要 |
肥沃度の低い水田の代表例としてマダガスカルに着目し、マダガスカルの実用品種の窒素固定能の評価を行うとともに、炭素源とリンを含む現地で入手可能な堆肥について施用した場合の窒素固定の促進効果を評価し、その要因を解析した。 貧栄養土壌が優占するマダガスカルで広く普及しているイネ品種「X265」を名古屋大学附属圃場にて栽培し、生育期間中の茎部における窒素固定活性をアセチレン還元法 (ARA) で評価した。栽培期間の茎部の総窒素固定量をARAの積算値から推定したところ、「X265」は日本の品種「北陸193号」よりも4倍程度高く、低肥沃度の環境に適応している可能性を示すとともに高活性イネ品種の育種素材として有望であることが明らかになった。 また、マダガスカルの中央高地4地点で採取された水田土壌を輸入し、現地で生産された堆肥や炭素源およびリンの窒素固定能への向上効果を土壌培養実験により評価した。水田で土壌の表層を模した好気・光所条件と下層を模した嫌気・暗所条件下で30日間、15Nトレーサー窒素ガス存在下で土壌培養を行った。その結果、表層条件では炭素とリンが、下層条件では炭素が窒素固定の律速になること、また堆肥の施用により窒素固定能が促進される可能性が示唆された。一方で、今回の土壌培養の期間では、現地の堆肥は十分に分解されていないことも明らかになったため、今後、堆肥の分解特性などからより効果的に窒素固定を向上できる堆肥の作出法と施用法の確立が必要と考えられた。 さらに、マダガスカルに渡航し、中央高地4地点の水田圃場の対照区と堆肥連用区から土壌を表層土壌と下層土壌に分けて採取し、その後、菌叢解析に用いるために現地の研究機関で土壌からDNAを抽出した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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