研究課題/領域番号 |
22KJ1681
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補助金の研究課題番号 |
21J21380 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 京都大学 (2022-2023) 金沢大学 (2021) |
研究代表者 |
渋谷 将太郎 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2023年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 光酸化還元触媒 / コバルト触媒 / 一電子移動 / アルケン / ヒドロハロゲン化 / 合成反応 / 合成化学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、有機光触媒を利用した生体分子修飾反応を開発する。具体的には、有機光触媒による脱炭酸型第3級アルキル化を生体分子に適用 することを目指す。また、一電子還元を受けて求電子的なラジカルを生じる置換基を糖に導入し、分子内水素原子移動を活用することで、有機 光触媒を用いたC-H官能基化反応の開発を行う。
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研究実績の概要 |
ハロゲン化アルキルは、医薬品や機能性材料の原料であるだけでなく、それ自体が医薬品や天然物の骨格に見られるため、合成化学において重要な化合物群の一つとして知られている。ハロゲン化アルキルの最も単純な合成法として、ハロゲン化水素を用いたアルケンのヒドロハロゲン化反応が挙げられるが、強酸性および強熱条件に起因した官能基許容性の低さが問題であった。そのような背景の元、本研究では、青色LED照射下、光酸化還元触媒とコバルト錯体触媒を組み合わせた協働触媒系を活用することにより、弱酸であるコリジンハロゲン化水素酸塩を用いた、アルケンのヒドロハロゲン化によるsp3炭素-ハロゲン原子結合形成反応を開発した。イリジウム光酸化還元触媒、コバルト錯体触媒、脂肪族アルケン、コリジンハロゲン化水素酸塩それぞれを、青色LED照射下反応させたところ、ハロゲン化アルキル生成物が高収率で得られた。本反応では、光触媒とコバルト触媒の協働触媒系によるコバルトヒドリド種の発生を起点とし、コバルトヒドリド種とアルケンの反応によるラジカルの発生、続くコバルト触媒によるラジカルのハロゲン化を経て進行する。コリジンハロゲン化水素酸塩のハロゲンイオンを変更することで、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を導入することが可能であった。本反応は高い官能基許容性を有し、メトキシメチル基、エステル基、シリルエーテル基、アミド基などの官能基も許容することができた。
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