研究課題/領域番号 |
22KJ1885
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補助金の研究課題番号 |
22J15175 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
渡辺 彩加 京都大学, 総合生存学館, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2023年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2022年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | ミャンマー / タイ / 避難民 / 難民 / 教育 / キャリア / 国境 / 職業訓練 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国境を越え移動してきた避難民に対して難民キャンプ内外で行われている教育及び職業訓練が、難民のキャリア形成にどのような影響を与え、将来の戦略を方向づけるかを明らかにすることを目的とする。本研究は、隣国から多くの難民や移民を受け入れるタイ国において、特にミャンマーから移動し難民キャンプ内外で教育を受けている避難民を対象にする。インタビュー、参与観察の現地調査を踏まえ、1)学校教育及び職業訓練の教育実態、2)キャリア形成の実態、を明らかにし、3)難民キャンプ内外で行われている教育がキャリア形成に与えている影響と避難民のキャリア形成の戦略を考察する。
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研究実績の概要 |
2023年度4月から9月までの期間は、2022年度に引き続きチュラロンコン大学アジア移民研究センターPremjai上級研究員に受け入れをしていただき、タイ北部のメーソットにて現地調査を実施した。1)避難民の生徒を受け入れている学校や職業訓練校にて、2021年クーデター以降の学校内及び生徒数の変化について聞き取り調査を実施した。2)調査地近郊に居住する避難民に対して聞き取り調査を実施した。具体的には基本情報に加え、移動の経緯や手段、人とのつながり、情報取得手段、移動後の収入源などを調べた。子どもがいる家庭では、保護者には子どもに望む教育や現在の教育状況、子どもには将来の希望進路に関して聞き取り調査を行った。1)と2)により、避難民の移動後の生活実態について鮮明になった。3) 2023年3月に難民に実施したアンケート結果を元に、2022年度に聞き取り調査を実施した難民の支援機関に対して追加の質問紙調査を実施した。主に、難民への職業訓練支援と難民の生活の今後の展望に関して調べた。 帰国後の9月以降は調査で得られたデータを分析するとともに、研究発表を行った。10月には、現地調査で得られた知見を元に、避難民の教育に関するオンラインワークショップを主催した。そこでは避難民、支援機関、研究者にも発表していただき、参加者を含めた意見交換を行った。それにより教育において避難民の抱えている課題が明らかになった。この結果はワーキングペーパーとして執筆した。研究成果をもとに東南アジア学会10月例会(関西)、東南アジア学会第105回研究大会、ARCM-CE Annual Conference to Commemorate International Migrants Day、日本タイ学会第34回定例研究会、移民社会における多文化共生研究拠点シンポジウムにて発表を行った。
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