研究課題/領域番号 |
22KJ2278
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補助金の研究課題番号 |
22J21515 (2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西 耕平 神戸大学, 法学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2024年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2023年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2022年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 政治コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、市民間の政治コミュニケーションにおける暴言の要因とその解決策を明らかにすることである。具体的には、ウェブ調査データとソーシャルメディア上のテキストデータを、統計・機械学習の手法を用いて計量的に分析することで、政治コミュニケーションにおいて人々が他者を暴言で攻撃するに至る心理的要因を明らかにする。さらに、その知見に基づき、政治的な暴言の使用を抑制するための方策についても明らかにする。
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研究実績の概要 |
第一に、ソーシャルメディアの日本語圏における政治的暴言の現状を明らかにする研究を実施した。X(旧Twitter)から収集した大量の日本語の政治的投稿(昨年度までに収集済みの分も含む)を、機械学習を用いて暴言/非暴言に分類した。その分類結果に基づき、暴言数・暴言割合がどのように推移するのか、トピックによって暴言数・暴言割合にどのような差異が見られるのか、といったことを調べた。この分析の結果について、2023年度日本政治学会研究大会において口頭報告を行い、討論者から有益なコメントを受けた。この研究の結果から、ソーシャルメディアの日本語圏において政治的暴言が蔓延している状況を把握することができたため、本研究課題における重要な前提となるような知見を得ることができたと評価できる。 第二に、人々が政治的暴言に接触することが人々のインターネット上での情報接触態度にもたらす影響についての研究を実施した。オンラインサーベイ実験を通じてデータを収集し、得られたデータについて統計分析を行った。この分析の結果について、英語論文の原稿を執筆した。また、同結果について、次年度に何らかの学会において口頭報告を行いたいと考えている。この研究の結果から、政治的暴言の蔓延が人々や社会に与える影響についての示唆を得ることができたため、本研究課題における重要な前提となるような知見を得ることができたと評価できる。 これらの他に、前年度に執筆を進めた2つの英語論文の原稿を、学術雑誌に投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度までに進めた研究について、英語論文の原稿を学術雑誌に投稿した。また、今年度に進めた研究について、学会で口頭報告、または、英語論文の原稿を執筆した。こうした形で進捗を得ることができたため、おおむね順調に進展していると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
学術雑誌に投稿済みの論文原稿については、適宜、査読の結果に対応し、早期の刊行を目指す。今年度に執筆を進めた論文原稿については、速やかに学術雑誌に投稿する。
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