研究課題/領域番号 |
22KJ2405
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補助金の研究課題番号 |
21J40043 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
馬越 真希 九州大学, 医学研究院, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨粗鬆症 / ステロイドホルモン / 副腎 / 副腎由来ホルモン / ステロイドミクス / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
副腎はストレスに応じて副腎由来ホルモンを分泌し、生体の恒常性維持を担う。クッシング症候群などのコルチゾール過剰状態では、ステロイド骨粗鬆症が頻発する。我々は、これまでに多様な副腎由来ホルモンの不均衡と骨粗鬆症・サルコペニアの関連を報告してきた。実際に、加齢により副腎層構造の境界は不明瞭化し、副腎アンドロゲンの減少やコルチゾール日内変動の破綻を呈する。本研究では、副腎組織の加齢性変化と副腎由来ホルモンの不均衡の統合的解析により、ステロイド骨粗鬆症の病態を解明し、新しいサロゲート指標の開発による骨粗鬆症の予防戦略を確立する。
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研究実績の概要 |
主要な内分泌臓器である副腎は、内外のストレスに応答してホルモンを分泌し、生体の恒常性を維持している。副腎は3層構造を呈する皮質と髄質より構成され、皮質では層特異的にステロイドホルモン(ミネラルコルチコイド、グルココルチコイド、副腎アンドロゲン)が産生され、髄質ではカテコールアミンが産生される。ホルモン過剰状態では、ストレス応答性が破綻し、様々な加齢性疾患を引き起こす。コルチゾールの過剰はステロイド骨粗鬆症を引き起こすことはよく知られているが、我々は、観察研究により原発性アルドステロン症(アルドステロン産生腫瘍)や褐色細胞腫(カテコールアミン産生腫瘍)と骨粗鬆症との関連性を報告し、最近では、メンデルランダム化研究により副腎アンドロゲンの骨保護作用を報告して、多様な副腎由来ホルモンにおける骨代謝への影響を明らかにしてきた。一方、近年、ステロイド中間代謝産物の心血管代謝疾患における病態生理的意義が示唆されている。今年度は、LC/MS/MS法を用いて、網羅的ステロイドミクス解析を実施し、クッシング症候群(コルチゾール産生腫瘍)の患者を対象として、副腎由来ステロイド代謝産物がどのように骨粗鬆症に関与しているのかを検討した。その結果、クッシング症候群患者では多様なステロイド代謝産物が協調して骨粗鬆症の進展に影響していることが明らかとなった。今後は健常者における副腎ステロイド代謝産物の骨粗鬆症への影響を検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
副腎ステロイド代謝産物の骨粗鬆症における病態生理的意義を明らかにすることができた。
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今後の研究の推進方策 |
健常者における副腎ステロイド代謝産物の骨粗鬆症への影響を検討する。
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