研究課題
特別研究員奨励費
磁場は生体に対して悪影響を及ぼすことはほとんどないとされている一方で、骨組織に対しては骨修復を促進する可能性が示唆されている。つまり、磁場は人体に対して非侵襲的に骨の再生力を高められる可能性があり、理学療法の観点から骨疾患に対する新たな治療法・予防法の開発につながる可能性がある。本研究はゼブラフィッシュにおいて、体表の鱗に分布する骨芽細胞と破骨細胞の様子を生きたままの状態で同時に観察することができる「骨修復モデル」を利用し、骨組織に対する磁場の影響について分子レベルで明らかにし、磁場を応用した新たな骨の再生医療へと発展させることを目標とする。