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近世土佐派研究―光起における伝統の継承と革新性

研究課題

研究課題/領域番号 22KJ2917
補助金の研究課題番号 22J10829 (2022)
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金 (2023)
補助金 (2022)
応募区分国内
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

池田 泉  早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2023年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2022年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード日本近世絵画史 / 土佐派 / 日本美術史 / 近世絵画 / 土佐光起 / 名所絵
研究開始時の研究の概要

本研究は、17世紀の宮廷御用絵師・土佐光起を中心として近世土佐派の活動実態と画作の特徴を考察するものである。近世土佐派の研究は近年に至って大きく進展し始めたものの、いまだ体系的な検討には至っていない。本研究ではまず作品情報を網羅的に収集する。そのうえで重要作品について具体的な制作状況や画風の分析を行い、近世土佐派の絵師が当時の社会のなかでどのように需要に応え活動したのか明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的は、17世紀の宮廷御用絵師・土佐光起の画作の特徴と活動実態を明らかにすることである。土佐光起の研究は、いくつかの作品研究はあるものの、いまだ重要作例の詳細な調査・分析が不十分で、画業の全体像や画風、落款・印章の変遷が明らかにされていない。申請者は、現存する光起作例の網羅的かつ体系的な作品調査・研究を目指している。
今年度は、前年度より引き続き図書やデジタル資料より作品データの収集を行い、現存作例の情報の整理・目録化を進めた。収集したデータに基づき、土佐光起を中心とした近世土佐派絵師による作品のうち重要であるもの、および土佐光起筆「粟穂鶉図屏風」(東京国立博物館蔵)と関わる作品を軸に、国内外で調査活動を行った。今年度は国内では4点、米国では5点の作品調査を実施した。特にこの米国での調査作品に、日本では詳細に紹介されたことがないものが複数含まれてた点は、今後の土佐派研究にとっても非常に意義深い。
また、前年度に行った調査の成果と併せて、画風や落款印章の比較検討を行った。これにより、土佐光起の画業初期の基準的な画風および落款を明確に捉え、加えて落款書体の変遷を新たに把握することができた。これはこれまで未着手であった土佐光起の画家研究において、重要な足掛かりとなる。
本研究において、土佐光起の網羅的・体系的な研究が完成したわけではないが、2年間の30点以上の作品調査によって大幅に進展した。今後はやり残した作品調査を遂行しつつ、個別作品の研究を進めたい。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Tosa Mitsuoki’s ‘‘Millet Ears and Quails’’ and the Japanese Importation of Chinese Paintings Themes2022

    • 著者名/発表者名
      Izumi Ikeda
    • 学会等名
      Historians’ Workshop, 15th Research Showcase
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-28   更新日: 2024-12-25  

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