研究課題/領域番号 |
22KJ3074
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補助金の研究課題番号 |
21J01541 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 名桜大学 (2023) 沖縄国際大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
玉城 福子 (2021, 2023) 名桜大学, 国際学部, 准教授
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特別研究員 |
玉城 福子 (2022) 沖縄国際大学, 地域文化研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 325千円 (直接経費: 250千円、間接経費: 75千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 沖縄 / 性的マイノリティ / LGBTQ / ドメスティック・イデオロギー / LGBT / 性的少数者 / マイノリティ |
研究開始時の研究の概要 |
2023年度は、2022年度よりスタートしている性的マイノリティ当事者や支援団体等へのインタビュー調査を本格化する。また、沖縄県の地元紙である沖縄タイムスの新聞記事の分析については、2023年度中に、分析・研究成果のとりまとめを行う予定である。 2024年度は、インタビュー調査の分析・研究成果を取りまとめる。さらに、最終年度は各調査から明らかになったことを統合し、全体の研究成果を発表する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、社会的・歴史的な独自性や性規範に着眼し、沖縄の性的マイノリティの生を立体的に描くことである。2023年度の研究の進捗状況は、以下の通りである。当該年度は主に2つの柱で研究を進めた。 第一に、沖縄における性的マイノリティをめぐる政治を分析する上で有効であると判断した竹村和子のドメスティック・イデオロギー論の検討を行った。ドメスティック・イデオロギー論の検討をまとめた結果を、2023年9月9日の国際韓国文化文学学会(INAKOS)にて、「沖縄における多重の危機フェミニズムと性的マイノリティの運動に着目して」と題して発表した。その結果、有益なコメントを得た。2024年3月末に国際韓国文学文化研究会の学会誌に投稿し、3名より査読コメントを得た。3名のうち1名が掲載不可という判断だったため、次のステップに進むことはできなかった。本論文のテーマであるドメスティック・イデオロギー論の検討については、査読コメントを参考にし、加筆・修正の上、別の学会誌へ投稿を予定している。 第二に、昨年度から引き続き、沖縄県内で性的マイノリティ当事者へのインタビュー調査(半構造化インタビュー)を実施した。2024年3月末時点で2名へのインタビューを行った(昨年度からの累計とすると5名)。時間は、一人あたり1時間半から長い場合で5時間程度である。別の科研費の分析を優先したため、本調査のデータについては、順次テープ起こしに取り組んでいるところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度より名桜大学に着任し、大きく環境が変化した。そうした変化の中で、大学業務、他の研究課題、育児とバランスを取り、本研究の調査・研究に取り組む時間を確保することに苦慮した。結果的に2023年度に取り組む予定であった地元紙の性的マイノリティ関連の新聞記事の分析・考察に着手することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に引き続き、インタビュー調査を進めるのと同時に、地元紙の性的マイノリティ関連の新聞記事の分析・考察に取り組みたい。
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