研究課題/領域番号 |
22KJ3134
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補助金の研究課題番号 |
21J01494 (2021-2022)
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 (2023) 補助金 (2021-2022) |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
渡邊 久実 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 認知機能 / ランダム化比較試験 / アプリケーション / 介入研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、軽度認知機能障害者(MCI)を対象に、遠隔会話介入アプリケーションの開発とその認知機能保持への効果評価を行う。 ①軽度認知機能障害者(MCI)に適用可能な遠隔会話介入アプリケーションの開発、②ランダム化比較試験による遠隔会話介入アプリケーションの認知機能保持への効果測定、③ユーザビリティ検証、の三点を柱に、超高齢社会における認知残存機能の維持に向けた予防的介入手法の開発とその効果検証を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、社会的交流の認知機能低下の予防可能性に着目し、超高齢社会における認知機能の維持に向けた予防的介入手法の開発とその効果検証を目指す。具体的に、本研究では軽度認知機能障害者等に遠隔会話プログラムの介入に用いるスマートフォンアプリケーションの開発ランダム化比較試験によって効果検証を行う。 計画初年度である2021年度は、新型コロナウイルスの蔓延のため人を対象とする実験の実施が困難であった。そのため、(1)遠隔会話プログラムの介入に用いるスマートフォンアプリケーションの開発及び(2)非接触で行うランダム化比較試験の研究プロトコルの構築、(3)疫学データ解析による社会的交流に関するエビデンス蓄積を行った。 特に、(2)非接触で行うランダム化比較試験の研究プロトコルの構築に関して、当初助成金申請当時は認知機能検査など介入前後検査を対面で実施する予定であった。しかし本研究は感染症の重篤化リスクが高いポピュレーションである高齢者を対象とするため、2021年度の感染動向から再検討し、介入前後検査についても非接触で行うようプロトコルを構築した。 また、(3)疫学データ解析による社会的交流に関するエビデンス蓄積では、地域在住高齢者の長期追跡データを用い、潜在クラス分析を用いて社会的交流のクラス分類を行い、その成果が国際誌に掲載された。 次年度以降、開発したスマートフォンアプリケーションを用いた介入プログラムをランダム化比較試験で効果検証する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画初年度である2021年度は新型コロナウイルスの影響から、プレサーベイ含めて人を対象とする実験の実施が困難であったこと、また緊急事態宣言等の外出自粛要請からアプリケーションの開発等が遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、開発アプリケーションの完成と、アプリケーションの効果を測定するためのランダム化比較試験を実施する。
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