研究課題
特別研究員奨励費
申請者らのこれまでの研究で,好きでよく知った匂いが夢を不快にすることが分かった。しかし,この現象がどのようにして起こっているかは明らかでない。本研究では,匂いを繰り返し嗅ぐことで匂いが好きでよく知った状態になるという現象を用い,この前後で夢への効果がどのように変化するかを検討することとした。さらに,就寝前に快記憶と連合づけた匂を睡眠中に再提示することで,匂いに連合付けられた回記憶の影響により快い夢を誘発できるかについても検討し,匂いを用いた夢の情動性に対する全般的介入を目指す。