研究課題/領域番号 |
22KK0005
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
内田 慶市 関西大学, 東西学術研究所, 研究員 (60115293)
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研究分担者 |
塩山 正純 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10329592)
奥村 佳代子 関西大学, 外国語学部, 教授 (10368194)
石崎 博志 関西大学, 文学部, 教授 (30301394)
沈 国威 関西大学, 外国語学部, 教授 (50258125)
千葉 謙悟 中央大学, 経済学部, 教授 (70386564)
小川 仁 国際日本文化研究センター, 研究部, 機関研究員 (70827849)
永井 崇弘 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(総合グローバル), 教授 (80313724)
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研究期間 (年度) |
2022-10-07 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
20,020千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 4,620千円)
2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2023年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | イタリア / バチカン / 宣教師 / 漢籍 / 日本資料 / 東アジア / 周縁資料 / バチカン図書館 / デジタルアーカイブ / 東アジア文献目録 |
研究開始時の研究の概要 |
16世紀後半以降の「西学東漸」の大潮流の主な担い手はイエズス会を中心とする宣教師であったが、彼らは宣教師である一方、優れた言語学者でもあった。東アジアにやって来た宣教師達は先ずは当地の言語の習得から始めた。彼らの残した資料は欧米各地には大量に残されているが、特に、聖書、教義書などの資料は当該言語の研究、更には特に東西言語接触研究に極めて有益である。今回は特にイタリア国内(バチカン市国も含む)現存の東アジア言語関係の詳細な目録を編纂し、更には、現在の人文学研究の大きな流れであるデジタルアーカイブスを構築して、それらを広く研究者に公開することで、この分野の研究に多いに役立てたいと考えている。
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研究実績の概要 |
22年度は10月に採用されたので、期間は半年しかなく、予定通りの研究活動は不十分だったと言わざるを得ないが、それでも、ようやくコロナ禍も一段落で、何とか研究を本格的に再開が可能となってきた。 この研究課題は現地での調査が主となるものであるが、海外渡航も9月以降ようやく解禁となり、23年1月末から2月初めにかけてローマ・バチカンに資料収集に出かけることが出来た。 特に,バチカンではバチカン図書館での東アジア文献、特に、中国関係の文献の調査、更には、日本関係の資料の調査も開始できた。なお、バチカンでは図書館のみならず、文書館もその対象に含めるつもりで、今回、初めて文書館に入り、調査の方法等について知ることも出来た。 2月にはローマ大学、フランスの東洋言語文化大学から研究者を招いて第1回の国際シンポジウムも開催した。 研究成果については後述の通りである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
遅れの理由はコロナと開始時期、つまり、決定時期が10月という点に尽きるものである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度以降はようやくコロナから解放され、思い切った研究活動が行えると思っている。 今年度は先ず9月に研究分担者も含めてローマでの現地調査を行い、初歩的な文献データベース作成に着手する予定である。 なお、併せて国際シンポジウムと国内での研究会も行うことにしている。
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