研究課題/領域番号 |
22KK0020
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
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研究分担者 |
柿中 真 立命館大学, 経済学部, 教授 (40421234)
ISLAM MOINUL 高知工科大学, フューチャー・デザイン研究所, 講師 (60841658)
Ovsiannikov Kostiantyn 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 助教(PD) (90837460)
安井 佑太 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 講師 (90927047)
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研究期間 (年度) |
2022-10-07 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2025年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 対面環境 / オンライン環境 / Creativity / Productivity / Generativity / Wellbeing / 経済活動の場 / 現実空間 / 仮想空間 / 発展持続可能性 / 実験実証・規範的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、現実空間と仮想空間と云う経済活動の場に着目し、その2つの空間における経済活動の違い、そして、如何にそれらを融合すれば発展持続可能な社会が構築出来るのか、国際比較分析、及び、規範的分析を行う。1年目と2年目においてサーベイ実験をデザイン・実施し、国際比較分析を行う。2年目、3年目、4年目において逐次、各地域においてラボ・フィールド実験を実施し、規範的分析を行う。最終年度には研究の総括も実施する。
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研究実績の概要 |
質問票調査に関し共同研究者間で合意形成を得る事が出来、南アジアと日本でその本調査を実施した。この為、東京や高知工科大学にて本課題共同研究者であるMoinul氏、柿中真教授、Ovsiannikov氏で複数回研究打ち合わせを行った。対面環境とオンライン環境においてどれだけcreativity、productivity、generativity、wellbeingが異なるのか、データを得て統計分析を進めた。オンライン環境で仕事をする事は対面環境で仕事をする事に比してwellbeingが高まる傾向にある、一方、creativity、productivity、generativityはオンライン環境において低くなる傾向にある事が分かった。これら結果をまとめ複数論文として学術雑誌に投稿するべくその下書きの執筆も開始した。同調査を欧米でも実施するべく準備を完了させた。但し、共同研究者との予定調整、研究予算・経済状況の変化等もあり、十分なサンプルを確保する為にも欧米での本調査実施を見送った。研究予算と経済状況の変化も鑑みて欧米でのカウンターパートであるLechevalier教授とBarnwal教授との研究打ち合わせを行い、進捗を共有、訪日の計画を立てた。オンラインと対面で行う基本的な実験デザインの枠組み「持続可能性ゲーム」を開発・デザインしパイロット実験を実施した。又、もう一つの基本的実験デザインの枠組みとなる「task-effort」実験の開発とデザインも行った。オンンライン環境と対面環境でどの様なタスクを被験者に課し如何にしてcreativityとproductivity を検証するか、その調整を最終段階迄進める事が出来た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
各国で実施する予定の質問票調査、及び、各実験のデザインと計画は順調に進捗している。共同研究者達とのコミュニケーションと合意形成も十分なレべルといえる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の早い段階で持続可能性ゲームとtask-effort実験のデザイン・開発を確定し、パイロット実験を各国において完了させる。その後、質問票本調査と同様の順序で南アジアと日本で本実験を開始して行く。そこでの知見とフィードバックを得て逐次、欧米での実施へと移行する。同時に、質問票本調査を出来る限り早い段階で欧米において実施すると同時に、南アジアと日本で得た調査データに基づく論文執筆を完了させる。共同研究者同士の各国訪問、又は、共同研究者が日本訪問をする予定調整を行っている。海外にいる共同研究者とのコミュニケーションもオンラインと対面の 両面で円滑に進める。
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