研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
網膜変性は眼科領域の大きなアンメットニーズであり、加齢黄斑変性(Age-related macular degeneration:AMD)を含む多くの患者に高度の視力障害をもたらす。申請者はこれまでに神経炎症に着目して研究を進め、末梢血単球由来のマクロファージが網膜変性を促進するという新しいメカニズムを提唱してきた。このユニークなコンセプトを国際的に確立するために、このような網膜変性に伴う単球/マクロファージの変化が、人種や疾病を超えて起こっているかシングルセルレベルで解析する。また世界の失明原因の主因をなすAMDを対象として、抗炎症ナノ粒子薬のグローバル開発に取り組む。