研究課題/領域番号 |
22KK0192
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
境 泉洋 宮崎大学, 教育学部, 教授 (90399220)
|
研究期間 (年度) |
2023 – 2025
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
|
キーワード | ひきこもり / コミュニティワイド認知行動療法 / iCT-SAD / IAPT / 家族支援 / 行動活性化 / CT-SAD / Parent-Led CBT |
研究開始時の研究の概要 |
本申請の研究目的は、基課題で開発している「ひきこもり支援のためのコミュニティワイド認知行動療法(CWCBT-H)」と「社交不安症のためのインターネットで実施する認知療法(iCT-SAD」を統合することである。遠隔で社交不安症の治療を実現しているiCT-SADをCWCBT-Hに統合し、ひきこもり本人の社交不安に対応できるようになることで、基課題の飛躍的な進展が期待される。また、英国で先駆的に行われてきたオンラインを活用した心理療法へのアクセスを改善する(IAPT)プログラムを視察することで、基課題で開発したCWCBT-Hの社会実装における重要な知見が得られると期待される。
|
研究実績の概要 |
本申請の研究目的は、基課題で開発している「ひきこもり支援のためのコミュニティワイド認知行動療法(Community-Wide Cognitive Behavior Therapy for HIKIKOMORI:以下、CWCBT-H)」と「社交不安症のためのインターネットで実施する認知療法(internet-based Cognitive Therapy for Social Anxiety Disorder:以下、iCT-SAD」を統合することである。 本年度においては、来年度からの渡航に向けて準備を行う為、2023年7月に韓国で行われた10th World Congress of Cognitive and Behavioural Therapiesにおいて打ち合わせを行った。そのうえで、2023年9月にUniversity of Oxfordを視察した。また、iCT-SADをひきこもり事例に適応する取り組みを世界で初めて開始した。 遠隔で社交不安症の治療を実現しているiCT-SADをCWCBT-Hに統合し、ひきこもり本人の社交不安に対応できるようになることで、基課題の飛躍的な進展が期待される。また、英国で先駆的に行われてきたオンラインを活用した心理療法へのアクセスを改善する(Improving Access to Psychological Therapies(IAPT))プログラムを視察することで、基課題で開発したCWCBT-Hの社会実装における重要な知見が得られると期待される。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2025年度からの長期渡航に向けた準備が順調に進展しているため。
|
今後の研究の推進方策 |
iCT-SADを適用した事例を国際共同研究として公刊するとともに、さらなる準備を行う為、2024年9月にUniversity of Oxfordにて具体的な打ち合わせを行う。
|