本申請の研究目的は、基課題で開発している「ひきこもり支援のためのコミュニティワイド認知行動療法(CWCBT-H)」と「社交不安症のためのインターネットで実施する認知療法(iCT-SAD」を統合することである。遠隔で社交不安症の治療を実現しているiCT-SADをCWCBT-Hに統合し、ひきこもり本人の社交不安に対応できるようになることで、基課題の飛躍的な進展が期待される。また、英国で先駆的に行われてきたオンラインを活用した心理療法へのアクセスを改善する(IAPT)プログラムを視察することで、基課題で開発したCWCBT-Hの社会実装における重要な知見が得られると期待される。
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