研究課題/領域番号 |
22KK0207
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
坂田 のぞみ 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 助教 (90881300)
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研究期間 (年度) |
2023 – 2025
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | 学習者中心型教授法 / オルタナティブ教授法 / ケイパビリティアプローチ / 新教授法フレームワーク / メキシコ / ラテンアメリカ / 教授法 / ケーパビリティアプローチ / 比較事例研究 / サブ・サハラアフリカ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、一律に海外展開されてきた学習者中心型教授法に対するオルタナティブを提示するべく、理想とされる教授法を個々の文脈で構築するための「アプローチ方法」を確立することである。東西アフリカ2か国(タンザニア・ガーナ)と中南米メキシコにおいて、1)現地で代々受け継がれてきた教授法、2)世界展開されてきた学習者中心型教授法、3)現代人が有する教育的価値観、の親和性を比較する。比較事例研究法を用い、3つの比較軸(時空間比較、政策レベル間比較、事例比較)を通して調査・分析を行う。学習者中心型教授法の要素を含み、かつ現地の教育的価値観に見合った教授法を促進できる可能性を探る。
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研究実績の概要 |
本研究は、ある国・地域の歴史・文化に根差し、かつそこで現代を生きる人々が理想と考える教育方法を、異なる文脈で構築することを目的とする。基課題(若手研究22K13651)で対象としてきた東西アフリカ2か国(タンザニア・ガーナ)に、本研究により中南米メキシコを比較軸として加え、理想とされる教授法を各国・各大陸で構築するための「アプローチ方法」の確立を試みる。 本国際共同研究の1年目は、長年メキシコで教授法研究を行ってきた英国エクセター大学 のDr Nicholas Bremnerと共同研究を実施するべく、研究代表者(坂田)を半年間、英国に派遣した。メキシコでのフィールドワーク計画、インタビュー手法や質問項目を共に精査した後、メキシコでの現地調査を2回実施した。社会経済的分脈が異なる3県(モントレー、イダルゴ、チアパス)で、小学校計12校を訪問、児童・教師・親・校長・行政官を含む計168名に、聞き取り調査を行った。メキシコ現地の大学、The Autonomous University of the State of Hidalgoも訪問し、今後の共同研究の可能性を協議すると同時に、本研究の概要、および初期分析結果を発表する機会も得た。 現地調査で得たスペイン語のインタビューデータは英語に翻訳し、坂田・Bremner氏がそれぞれ主題分析を実施、論文執筆に向けて、抽出されたテーマを協議している。最終年となる本研究2年目は、基課題の研究と合わせて、(a) 現地で発展してきた教授法、(b)学習者中心型教授法、(c)現地適合性の高いオルタナティブ教授法、の親和性をメキシコ、タンザニア、ガーナという文脈がかなり異なる三国間で比較しつつ、他の途上国にも応用可能な「新教授法フレームワーク構築のためのアプローチ方法」を確立したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
メキシコでの現地調査を予定通りに終え、当初計画より多くの小学校を訪問できた。データ分析も順調に進んでおり、おおむね良好な進捗状況といえる。
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今後の研究の推進方策 |
継続的なオンライン会議を通して共同研究者と協働データ分析を行い、少なくとも2つの国際学会発表を実施予定、また、数本の国際共著論文執筆を目指す。
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