来たる超高齢化社会に向けて,高性能・高耐久性の医療機器の社会実装が急拡している.本国際共同研究では,これまでに申請者が開発してきた強弾性と形状記憶合の超弾性との類似性に目を着け,チューブステントに用いられるニッケルチタン形状記憶合金の耐久性解析に発展させる.目的達成のため,超弾性-破壊構成則分野において世界的第一人者である米国テキサス大学のLandis氏を海外共同研究者に迎え,既に開発した強弾性-破壊連成モデルを超弾性-損傷連成モデルへと展開し,血管拡張および血圧変動に耐えうる小型チューブステントを開発する.
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