研究課題/領域番号 |
22KK0251
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
村上 千明 千葉大学, 大学院理学研究院, 特任助教 (20908909)
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研究期間 (年度) |
2023 – 2025
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | ホスホリパーゼC / ジアシルグリセロール / スフィンゴミエリン合成酵素 / スフィンゴミエリン合成酵素関連タンパク質 / ホスファチジルコリン特異的ホスホリパーゼC / PHOSPHO1 / ジアシルグリセロールキナーゼ / 脂質生物学 / ホスファターゼ |
研究開始時の研究の概要 |
DGKは種々のシグナル伝達を調整し,II型糖尿病の増悪化等にも関与する鍵酵素である。本研究ではDGKの詳細な分子機構を明らかにすることを目的とし,主に次の研究を展開する。DGKの基質選択性(脂肪酸側鎖に対する選択性)を規定する因子の候補として,DGKにDGを供給する(上流経路)のホスホリパーゼC(PLC)と細胞膜環境(曲率,膜の曲がり具合)が最近の我々と共同研究者の研究で示唆されている。そこで,この2つの因子(DG供給酵素と曲率)のDGKに対する影響を評価し,DGKの分子機構を明らかにすることを目指す。
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研究実績の概要 |
DGKは種々のシグナル伝達を調整し,II型糖尿病の増悪化等にも関与する鍵酵素である。本研究ではDGKの詳細な分子機構を明らかにすることを目的とし,主に次の研究を展開する。DGKの基質選択性(脂肪酸側鎖に対する選択性)を規定する因子の候補として,DGKにDGを供給する(上流経路)のホスホリパーゼC(PLC)と細胞膜環境(曲率,膜の曲がり具合)が最近の我々と共同研究者の研究で示唆されている。そこで,この2つの因子(DG供給酵素と曲率)のDGKに対する影響を評価し,DGKの分子機構を明らかにすることを目指す。 本年度は,国内における渡航の調整(現職の任期後の処遇,代替要員の確保等)に時間がかかり,打ち合わせも十分に実施できなかった。 したがって,本年度は共同研究としての研究成果はなく,本研究の交付申請の準備のみ行なった。2024年4月以降に本研究は正式に開始する。
なお,基課題は進捗があった。具体的には新規の哺乳類PLCを複数種同定し,その機能の解析を行なっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
国内における渡航の調整(現職の任期後の処遇,代替要員の確保等)に時間がかかり,2023年度は渡航予定先との打ち合わせも十分に実施できなかった。さらに,当初の共同研究者A(主任研究者)が急逝し,計画の変更が生じた。共同研究者B(研究者Aの部下)と相談し,当初の派遣予定の研究機関でかつ,共同研究者候補を新たに選定した。
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今後の研究の推進方策 |
上述の状況の通り,当初の共同研究者の逝去のため,共同研究者を変更した。現在,2024年10月渡航開始の予定で研究計画を修正した。まずは,新たな共同研究者とオンラインミーティングによる打ち合わせを実施し,実施内容を一部修正した上で,渡航開始までに実験試料(精製タンパク質等)を用意した上で渡航し,共同研究先で生物物理学的手法を用いた機能解析を実施する。
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