本研究では既課題で実証した手法を用いて、(1) ウガンダにおける複数の医療施設のIPCの状況を把握する。(2) 加えて、IPCの取り組みのなかでも最も基本的かつ有効的な手段とされる手指衛生の向上のため、実践科学の視点から、国際共同によ るステップウェッジ型クラスターランダム化比較試験を展開する。上記(1)・(2)が現在進行系で実施されるなか、今後はさらに、(3)よりローカルなレベルで手指衛生・IPCをさらに促進するために重要な因子を理解するための質的研究や、(4) 行動経済学的なインパクト評価も実施することで、本研究のウガンダ・アフリカ大陸への展開に向けた理解を深める。
|