研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
我々は最近、2型糖尿病の病理基盤の解析に至適なモデルマウスを独自に開発し、その表現型解析から「膵ランゲルハンス島(膵島)での脂肪酸輸送体CD36の発現異常」という2型糖尿病患者にも共通してみられる新知見を得た。そこで本国際共同研究では、モデルマウスで得られた知見をヒト膵島を使った2型糖尿病の病理基盤研究に展開し、ヒトα・β細胞でのCD36発現とグルカゴン・インスリン分泌異常との関係を明らかにすることを通じて、2型糖尿病の新しい予防・治療法を開発するための基礎的知見を確立することを目指している。