研究課題/領域番号 |
23244055
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
杉立 徹 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80144806)
|
研究分担者 |
志垣 賢太 広島大学, 大学院理学研究科, 准教授 (70354743)
本間 謙輔 広島大学, 大学院理学研究科, 助教 (40304399)
|
連携研究者 |
三明 康郎 筑波大学, 大学院数理物質科学研究科, 教授 (10157422)
浜垣 秀樹 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (90114610)
三好 隆博 広島大学, 大学院理学研究科, 助教 (60335700)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
47,970千円 (直接経費: 36,900千円、間接経費: 11,070千円)
2014年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2013年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2012年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2011年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
|
キーワード | クォーク物質 / フォトン物理 / ALICE実験 / クォークグルーオンプラズマ / QGP / 高エネルギー原子核衝突 / 極初期宇宙 / LHC加速器実験 |
研究成果の概要 |
鉛+鉛原子核、陽子+鉛原子核、陽子+陽子衝突のすべてのLHC衝突系で高品位高統計データを取得し、第1期衝突実験期間を完遂した。中性粒子横運動量分布の物理解析を迅速に進め、新たなLHC領域における中性パイ中間子の高横運動抑制現象を明らかにした。単光子エネルギー分布による熱統計状態の解明にも大きな進展を遂げ、鉛+鉛原子核中心衝突事象において摂動的QCD光子分布に重畳する有意な熱輻射単光子成分を認めるに至った。高性能PHOS検出器の実力を発揮した瞬間でもある。LHC鉛原子核衝突の創るクォーク多体系はHagedorn温度を遙かに超える約300MeV、即ち3.5兆度に熱せられた完全量子流体のようである。
|